仮想通貨市場全体の価格下落が止まりません。
ビットコイン(BTC)が80万円を割り込み、下落が加速。現在は72〜75万円で推移をしております。(執筆:3月30日16時頃)
アルトコインの落ち込みは酷く、CoinCheckの騒動で下落を加速させたNEM(XEM)に限って言えば、直近高値から90%以上も下落を記録しており、悲惨な展開となっております。
この水準で停滞してしまった場合、昨年後半に実施したICO関連のコインは全滅の可能性があり、初値から元本割れスタートは免れません。
資金回収のために売りが殺到し、スタート直後からプロジェクトが稼働できなくなる恐れもありますので今後も注意が必要でしょう。
ITバブル時、ソフトバンクの時価総額は20兆円前後まで膨れ上がり、そしてその後、80分の1程度のものとなりました。
あのソフトバンクでさえ、そういった苦しい歴史を得て、現在に至ります。
相場というものを直視しなければいけない時期なのかもしれませんね。
それではビットコイン(BTC)分析に移ります。
BTC 65万円のサポートラインが見えてきた
ビットコイン(BTC)日足レバレッジチャートになります。
直近のサポートラインである65万円が見えてきました。
ここをブレイクしますと、50万円まで下値を切り下げそうです。
ボリンジャーバンドは再びエクスパンションし、下落トレンド再開となるでしょう。
戻りの目処は80万円付近です。ここをバックにショート戦略を組み立てたほうが良いのかもしれません。
RCIは3本ともマイナス圏で推移をし、RCI26は−80を割り込んでおります。ボトムで張り付いておりますので、テクニカル的にも下落トレンド中のサインが点灯しております。
テクニカル的にまだ買えるようなタイミングではありません。現物の投資家は何割か損切りを実施し、次の投資機会に備えるほうが得策なような気もします。
仮想通貨FXユーザーは短期的に戻り売り戦略で問題ないでしょう。
イーサリアム(ETH)円は底割れ!25000~45000円レンジに移行?
イーサリアム(ETH)分析に移ります。
昨年はイーサリアムベースのICOが世界的にも多数ありました。
イーサリアムベースで資金を集めておりますので、その原資自体の価値が下がりますと、そのプロジェクト自体が滞ってしまう可能性が高いです。
これは非常にネガティブです。
サポートラインが引けた45000円を割り込んでしまいましたので、2017年夏頃に停滞していた25000円~45000円のレンジ相場に移行する可能性も出てきました。
イーサリアム下値の余地はさらに拡大されたと考えてよいでしょう。
テクニカル的にローソク足がボリンジャーバンドー2σに沿ってバウンドウォーク中です。
RCIは3本とも−80を割り込んで推移しております。さすがに買いに向かう形状ではなくなっております。
こちらも許容できない分だけは損切りを実施し、次の投資機会に向けて現金を確保するほうが得策ではないでしょうか。
仮想通貨市場、ポジティブなニュースも日々散見されますが、こういった要因に全く反応しなくなりました。
ネガティブなニュースに過敏に反応を続けておりますので、これ以上許容できない投資家が日々投げ売りをしているように考えられます。
この下落トレンドがどこまで続くか、まだ定かではありませんが、ある程度資金を確保して様子見でいきたいと思います。
ビットコイン(BTC)相場・価格・チャート
イーサリアム相場・価格・チャート