仮想通貨ATMの需要が高まる、ここまで支持される理由とは?

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仮想通貨ATMの需要高まる、ここまで支持される理由とは?

仮想通貨を現金で必要な時に手軽に引き出せる現金自動支払機(ATM)の需要が急速に高まり、ATMプロバイダ間の競争が過熱している。

仮想通貨ATMの現状、主な製造業者とは?

市場および消費者データの調査を行うStatista社が行ったマーケット調査によれば、ビットコインを取り扱うATMの数は、2017年からの1年間で4倍に増加し、今も増え続けている。

仮想通貨ATMは、2013年にバンクーバーのカフェに設置されたものが最初だが、現在では世界中に3508台(執筆時点)ものビットコインATMが稼働しているという。(参考:CoinATMRader

その約半数は、ビットコインの他に少なくとも1つのアルトコインを取り扱う。約49%がライトコインを、約32%がイーサリアムに対応している。ATMの使用手数料は平均約8%ということだ。

仮想通貨ユーザーにとって新たな利便性を提供し、仮想通貨産業への資本流入をもたらす仮想通貨ATM業者は大いに繁盛している。

仮想通貨ATMの製造業者のうち、Genesis Coin社が約33%を、General Bytes社が約26%のシェアを占める。General Bytes社によれば、2014年からこれまでに1700台のATMを売り上げたということだ。2013年に創立したEasy Bit社は、現在60台のATMを運営する。

仮想通貨ATMシェア出典:CoinATMRader

仮想通貨ATMがどこにあるかをマップで示すサービスCoin ATM Raderによれば、1日あたり約9台の割合で世界中に次々と仮想通貨ATMが設置されているそうだ。この調子でいくと、今年の終わりには5000台もの仮想通貨ATMが設置される状態になる。

仮想通貨ATMが支持される理由

仮想通貨ATMの高需要の背景には、銀行のような中央集権的な組織を嫌煙する一部のユーザーの要望がある。また、仮想通貨建ての資金を手軽に素早く現金化できることへの支持も高い。

仮想通貨ATM製造のEasy Bit社のCEO、Mike Dupree氏によれば、仮想通貨ATMのマーケットは仮想通貨のユーザーというニッチなものであり、しかも仮想通貨の不安定な価格や規制に影響されることを認めながらも、金融機関の力を借りる必要がない非中央集権的な点が仮想通貨の魅力であり、世の中のニーズに合わせて、徐々に規制や制度が整っていくだろう、と話す。

2018年7月にはマルタで、Moon Zebra社というベンチャー企業がビットコインやライトコインなどの仮想通貨と現金の両替が可能なATMを導入している。

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参考
Bitcoinist
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