盗んだ電力で16億円相当の仮想通貨をマイニング、被害額は3億円以上

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盗んだ電力で16億円相当の仮想通貨をマイニング、被害額は3億円以上

台湾の刑事警察局が、1億台湾ドル(約3億6,000万円)分の電気を窃盗し、仮想通貨のマイニングを行っていた男を逮捕した。地元メディアのEBC Dongsen Newsが12月26日報じた。

電力メーター細工し仮想通貨マイニング

報道によると、容疑者の男は盗んだ電力で16億円相当のビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)をマイニングしていたとされている。

手口は完全に明らかにされていないが、同容疑者は建物の1階にあるおもちゃ屋やインターネットカフェなどを賃借し、2階部分にマイニング施設を開設。その際に、電気工事士を雇い、使用料分の請求が発生しないよう電気の配線に細工を施していたとされている。また同様の手口の店が台湾北部を中心に17箇所あったことが報告されている。

事件は公営電力会社である台湾電力公司が、容疑者の店舗で不安定な電力供給があることに気が付き、調査を行ったことで明らかになった。刑事警察局のワン・チー・チェン(Wang・Zhicheng)氏によると、容疑者の男が雇った電気工事士は、電力メーターを通さず電気を使用できるよう改造していたという。

中学校でも盗電マイニング

窃盗した電力で行う仮想通貨のマイニングは決して新しいことではない。今年11月には、中国の中学校で校長と副校長の2人が学校の設備を使い個人の利益のためイーサリアムのマイニングを行っていたことが明らかになった。2人は2017年からマイニングを校内で行っており、電気代の上昇やマイニングマシンの騒音、校内のネットワークの速度が遅いことなど不審な点があり発覚していた。

同じ中国で10月には、鉄道網から電力を盗みビットコインのマイニングを行っていた男に懲役3年6カ月と罰金10万元(約160万円)が科せられた。

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