エニグマ(Enigma)の新提携でブロックチェーンとWeb3.0の関係強まる?

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エニグマ(Enigma)が分散型ネットワーク構築を目指す企業とパートナーに

本当の分散型ネットワークを目指す

ブロックチェーン技術のプライバシーソリューションを進めるエニグマ(Enigma)と、Web3.0プラットフォームの開発を進めるアウトライアー・ベンチャーズ(Outlier Ventures)が、8月28日にパートナーシップを発表した。Outlier Venturesは、分散型の安全な計算プロトコルであるエニグマに投資を行い、Web分散化のスケーリングを強化していく。

エニグマとOVの提携
出典:Enigma and Outlier Ventures Announce Strategic Partnership

エニグマは、ブロックチェーン技術におけるプライバシー問題に取り組む。ブロックチェーン技術を用いることで、 分散化されたネットワークの構築が可能となる。一定の管理者に依存することなくネットワークを稼働させることができるというものだ。

これにより、Web 3.0の構築が可能となるが、ブロックチェーン技術はその特性上、本当に分散化されたとは言えないとエニグマは考える。ブロックチェーン上のデータはパブリックに公開されているため、Web3.0のような分散型ネットワークを稼働させるためには、プライバシーの問題がある。

エニグマは、ブロックチェーン上データのプライバシーを保護することで、本当の意味で分散化されたネットワークの構築を目指す。

さまざまな分野で有用なプライバシー技術

エニグマとOutlier Venturesのパートナーシップは、エニグマの技術とネットワークの成長に焦点を合わせる。Outlier Venturesは、エニグマのプロトコルを使用してソリューションを構築する。

またエニグマは、Outlier Venturesが議長を務めるコンバージェンス・アライアンス(Convergence Alliance)のメンバーとなった。Convergence Allianceは企業や政府機関、学術機関が集まる、Web 3.0をリードするコミュニティだ。

Outlier Venturesは、分散型テクノロジー、人工知能、ロボット工学、IoTなどの先進技術に統合が起こると考えている。成長段階の新興企業だけでなく、分散型のデータインフラストラクチャのビジョンに取り組む企業とも協力している。これまでには、アイオータ(IOTA)、オーシャンプロトコル(Ocean Protocol)、フェッチエーアイ(FetchAI)、シード(SEED)、ソブリン(Sovrin)、ハジャ・ネットワーク(Haja Networks)、アゴリック(Agoric)などに投資・提携した。

エニグマとOutlier Venturesのパートナーシップにより、Web 3.0がより加速していくのではないだろうか。Outlier Venturesのコミュニティは、先進技術を進めるプロジェクトが多く、エニグマのプロトコルを活用できる場面が多いと考えられる。AIとブロックチェーン、IoTとブロックチェーンなどの組み合わせで次世代のソリューションを生み出すことも可能だ。

参照
Enigma and Outlier Ventures Announce Strategic Partnership

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