ブロックチェーンの強化を目指すエニグマ(Enigma)の今後の動きとは?

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ブロックチェーンの強化を目指すエニグマ(Enigma)の今後の動きとは?

エニグマ(Enigma)が当初計画していたプロジェクトのロードマップを変更した。

エニグマはブロックチェーンによる本当の分散化された未来を目指し、プロジェクトを遂行している。中央集権という、一定の管理者を信頼したサービスは今までの産業の中核であったが、管理者を信頼することで、さまざまな問題が浮上した。

ブロックチェーンを改善し強化するエニグマ(Enigma)

ビットコイン(BTC)を動かしているブロックチェーン技術は、この問題を解決する手段として注目を集め、ブロックチェーンにより中央の一定の管理者から脱し、分散された管理により運営される仕組みが注目されている。

ブロックチェーン技術の特徴の1つには、取引データをパブリックの台帳に記録し、全ての人がその内容を見ることができるものがある。このテクノロジーは非常に優れたものだが、ブロックチェーン技術を産業に活かそうとすると、パブリックな台帳に記録されるデータに、プライバシーがないという問題が出てくる。

エニグマでは特にこの点を改善し、ブロックチェーンをより強化することを目指している。データのプライバシーを保つことで、ブロックチェーン技術が産業に取り入れやすくなる。

そんなエニグマだが、ロードマップはなぜ変更され、また今後どう進んでいくのだろうか。

エニグマ(Enigma)プロジェクトのロードマップと背景

ロードマップを公開したとき、プロジェクトとして直面するチャンスと課題を予測した。分散化された未来は、急速で予測不可能な進化を見せている。

テストネットにて、プライベート計算プロトコルをリリース。そして、複数のパートナープロジェクトと共同で開発作業を始めた。また、さらなる技術開発のためインテル(Intel)と協力。

そしてアンバサダープログラムを発表。これにより、世界各国にエニグマのアンバサダーが配置された。アンバサダーはミートアップを進めたり、知識を共有するなどエニグマの発展に貢献するものとなる。

最初のロードマップでは、メインネットプロトコルのリリースでプライバシー投票やプライバシー保護型のオークションなどの機能をサポートする予定だった。データマーケットプレイスなどのビルディングブロックもこの段階で実現する予定。

このメインネットリリースを延期することで、パートナーと協力しエコシステムを成長させ、エニグマの能力を拡大とシークレットコントラクトを構築することに重点を置いた。

当初リリースで計画していた機能よりも、多くの機能を追加しパートナーのプロジェクトロードマップに合わせることに集中。これは、エニグマプロトコルの開発が加速していくことを意味する。

エニグマメインネットの立ち上げとは、イーサリアム(Ethereum)のメインネットワークにエニグマを配備しノードを持つこと。パートナーがメインネットでエニグマを使う準備ができていないと、早くメインネットを打ち上げる理由がない。

また、スマートコントラクトの性質を考えると、ブロックチェーン上で開発を進めることには危険が伴う。エニグマでは、これらの理由から長期的な成長を優先し、不必要なリスクを回避することを選んだ。

エニグマ(Enigma)と協力するパートナープロジェクトの存在

エニグマプロジェクトは、複数のパートナープロジェクトと協力しながら開発を進めており、パートナープロジェクトもエニグマのプロトコルにより強化させるソリューションとなっている。

パートナーがきちんとエニグマの技術を使えるような状態となったときに、そのソリューションと同時にメインネットを起動するようだ。早期にメインネットを稼働させても、結局ソリューションが追いついていなければ、そこで踏みとどまってしまう。

エニグマとそれぞれのパートナーは、協力してプロジェクトを進めることが長期的に見ると成長するものになるとみているようだ。

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参考
Enigma公式medium

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