韓国で仮想通貨の専門研究センターが設立、産業本格化へ向けた1つのステップか

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韓国で仮想通貨専門の研究センターが設立、産業本格化へ向けた1つのステップか

韓国にて、国内と海外の仮想通貨市場の状況を包括的に分析するために業界固有の研究センターが立ち上げられた。

情報の透明性と顧客保護に動く仮想通貨の研究センター

韓国のローカル報道機関であるBusiness Korea(ビジネスコリア)では、仮想通貨に関する研究センターが国内で設立されたことを報じた。この施設の目的は、投機家ではなく投資家の視点から仮想通貨経済圏を理解し、必要な情報を個人へと提供することである。この動きはICO詐欺などの事件を未然に防ぐ狙いもある。

この施設の一つに、ブロックチェーンに関する技術を開発しているChain Partners社が運営する『Chain Partners Research Center』がある。

参考:Chain Partners社

現在この企業は銀行投資分野で5年以上の経験をもつ上級の投資家を仮想通貨のアナリストとして雇用している。この研究所は仮想通貨の指標を研究し、国内外の仮想通貨マーケットに関する分析を日々公開している企業である。

韓国最大の仮想通貨取引所であるCoinone(コインワン)も同様の事業をスタートさせた。この会社は独自の研究所を保有しており、仮想通貨の市場を研究し毎週レポートを公開している。

Chain Partners Research Centerでは、ビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨の取引記録だけでなく、価格動向も紹介する『KOSPI200』という指標を作成する予定である。

この動きは、最も流動性の高い通貨を計る指標である『Bloomberg Galaxy Crypto Index (BGCI)』を立ち上げた有名な投資家であるマイケル・ノボグラッツ(Michael Novogratz)氏とアメリカの金融に関する情報を提供するBloomberg社の影響を受けている。

参考:Bloomberg Galaxy Crypto Index

仮想通貨産業が本格化、市場の拡大へ

仮想通貨研究センターは、韓国国内で仮想通貨が広がっていくための重要なステップの1つにすぎない。2018年7月には、国内の金融機関が仮想通貨に対する規制を和らげる姿勢をとったと報じられた。さらに韓国では、仮想通貨取引業について正式に認め、仮想通貨による独自経済圏を容認した。

最近では、韓国の金融委員会(FSC)が仮想通貨業者と消費者の保護を目的とした仮想通貨専門の部門を設立した。同時に、世界で最も大きい仮想通貨取引所であるBinance(バイナンス)は韓国にまで規模を拡大するだろうと報じられているため、韓国では仮想通貨の影響がこれから大きくなっていくであろうと注目されている。

(執筆者:RAVA)

関連:韓国が政策転換か?ブロックチェーン、仮想通貨産業を体系化して正式認可の動き

参考:Bitcoinist.com