イーサリアム(Ethereum)上のアプリケーションはほとんど使用されていないという指摘、数字とともに解説

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Ethereum上のアプリケーションはほとんど使用をされていないという指摘、数字とともに解説

Ethereum上のアプリケーションはほとんど使われていないと海外で話題

「EthereumのDappsは、話題になって注目度が高いが、実際はほとんど使われていない。」という指摘が海外で話題です。

Paul Everton氏の話題ツイッター

Ethereum関連のアプリケーションは、ブロックチェーンでトランザクションを追うことができますので、実際にどのくらい使われているか、ということは可視化されています。

下記のサイトDapp Readerを参照すると、Ethereum関連のアプリケーションでトランザクション数がランキングになっています。

Dapp Reader出典:https://dappradar.com/dapps

「Dappsはあまり使われていない」と指摘されるものの、それでもEthreumは最も使われているブロックチェーンであることは間違いありません。本コラムでは、そのEthereum関連のアプリケーションで、最も使用されているトップ5つのアプリケーションを見て行きます。

Ethereum関連のアプリケーション トップ5

1位 IDEX

IDEXは現在DEXの出来高で1位をキープしています。IDEXが最も使われているEthereum関連のアプリケーションであることは想像に難くないだろうと思います。

IDEXが人気の理由はマイナートークンの上場が非常に早く、それらを求めるユーザーがこのDEXに訪れ、活発に取引をするからです。

執筆時点で過去24Hのトランザクション数は約18,000、デイリーのユーザー数は2,700人です。最も使われているDEXで、2,700人しかデイリーで利用をしていないことは批判されることか、それともまだまだこれから立ち上がるのかは、人によって評価が分かれるところではあります。

2位 ForkDelta

こちらもDEXです。
執筆時点で過去24Hのトランザクション数は約5,000、デイリーのユーザー数は約1,600人です。
1位のIDEXに比べ、トランザクション数は1/3程度まで減少をします。

3位 CryptoKitties

CryptoKitties(クリプトキティ)はEthereum上で猫を育てるゲームで、今年、アンドリーセン・ホロウィッツなどらから、シリーズAの資金調達で$12Mの資金調達を実施しています。

ICOがEthereumのキラーアプリと揶揄されたあと、Ethereumのアプリケーションではじめて多くの人に使用される事例を作った猫を売買するゲームです。

執筆時点で過去24Hのトランザクション数は約4,500、デイリーのユーザー数は約390人です。

4位 Etheremon

CryptoKittiesが、ゲーム性がなく、猫をインターフェースにしたポンジスキーム色が強いことを改善した後発のゲームが、Etheremonです。Etheremonは、モンスターを獲って戦わせるゲームです。

執筆時点で過去24Hのトランザクション数は約1,400、デイリーのユーザー数は約300人です。

5位 Local Ethereum

Local Ethereumは特に説明の必要がないでしょう。
Local BitcoinのEthereum版です。

取引所が利用できない人たちが相対取引をするためのプラットフォームで、これも利用度が多い部類に入ります。大別するとこれもエクスチェンジです。

執筆時点で過去24Hのトランザクション数は約500、デイリーのユーザー数は約250人です。

最後に

以上となります。
「Ethereumのアプリケーションは実際にはほとんど使用されていない。」と批判を受けますが、この批判は一定の妥当性は十分にあるでしょう。

エクスチェンジ系以外で最も使われているアプリケーションがいまだにCryptoKittiesであり、そのデイリーアクティブユーザーはわずか400人です。一番使われているアプリケーションのグローバルのデイリーアクティブユーザーが400人という数字の少なさのインパクトは中々厳しいものがあります。

また、最も使われているのは、エクスチェンジ系で上位5位のアプリケーションうち、DEXです。
さらにそのDEXがなぜ使われているかという分析をしていくと、IDEXやForkDeltaなどそれぞれの魅力は、そこでしか取引できないトークンが多くあり、その人気が高いということで、最も使われているブロックチェーンであるEthereumのトランザクション数もほとんどが投機的な需要によるものであると結論できます。

一方、それはそこまで悪いことでもなく、個人的にも、順序的にはアプリケーションの部分よりは、まずはDEXから浸透すると予想しており、今行ってる投機やスワップがブロックチェーン上で少しずつ移行して、Dappはその後だと思います。

そのDEXのスケールにしても、1つは「DEXを使わせる理由」が必要でそれが今の段階ではIDEXの場合、そこにリストされているマイナートークンへの需要であると言えます。

筆者主宰の研究所サロンでは、今後のDEXの流れや、既存の取引所がなぜDEXに取り組むかをより深く考察したレポートを配信しました。ご興味ある方はそちらもご覧ください。

▼平野 淳也 研究所サロン
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