NASAから33万ドルの助成金:イーサリアムブロックチェーン技術を活用した宇宙船開発へ

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宇宙船開発にイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン技術を活用、NASAから33万ドルの助成金

現在、ブロックチェーンの活用方法は様々な業界での模索対象となっている。中でも、イーサリアム(ETH)の将来性は多くの人が期待するところだ。「Resilient Networking and Computing Paradigm (弾力性ネットワークの構築とコンピュータのパラダイムを目論むプロジェクト)」で、新しい宇宙船の開発にイーサリアムブロックチェーンのスマートコントラクトの技術が使われる見通しとなった。

イーサリアム(Ethereum)の技術がついに宇宙へ

ブロックチェーン技術はその機能を余すことなく、きっと様々な分野で活躍していくことが明白かつ期待されている技術の1つだ。ブロックチェーン技術利用の多くは金融業界に集中しているが、少しずつ活用場面は広がってきている。実現にはまだまだ時間がかかるかもしれないが、先日、宇宙船の開発といったユニークなプロジェクトが進められていることがわかった。

アメリカのオハイオ州にあるアクロン大学(UA)で電気・コンピュータ工学の研究を行っているジン教授が関わっているこのプロジェクトは、イーサリアム(Ethereum)の技術を宇宙船がホームに帰還する際に発生する宇宙ゴミの問題解決に役立てようというものである。今までも様々な機能が改善されてきているが、宇宙ゴミ(宇宙の浮遊物)を避けるのはいまだに難しい問題であり、現在も継続の課題として研究が進められている。

NASAから研究チームへ330,000ドルの助成金

ブロックチェーン技術とスマートコントラクトの技術は、これから先の未来に間違いなく大きな影響を与えるだろう。ジン教授はこのプロジェクトに関わりながら、ブロックチェーンが持つ可能性について研究している。このプロジェクトは将来性ある新興プロジェクトとしてNASAから330,000ドル(日本円約3500万円)もの資金提供をされている。
※日本円換算は記事公開時点のレート

スマートコントラクトの機能を使うことで、宇宙船がある程度自律した行動が可能となる。つまり、宇宙ゴミやその他の障害物を宇宙船が自ら察知して避けることなどができるようになると言われている。このイーサリアム技術が分散化、セキュリティの強化、弾力性ネットワークの構築、インフラの拡大を通して宇宙産業に貢献することで、だれも予測しなかった未来が訪れるだろう。

しかし、これらの実現は決して一夜にしてできあがることではない。ジン教授の現在の最重要課題は、開発の結果生じると考えられている環境問題を回避することであり、NASAもこの取り組みを理解している。これからの未来に期待がかかるこの新しい宇宙船の開発は、挑戦する価値のあるプロジェクトなのだ。

このプロジェクトがこれからどのように進んでいくかは未だ不明瞭だが、現在わかっているのは「多大な時間と努力が必要」ということである。今後、その他多くの素晴らしい技術を持つ業界のトップたちがこのプロジェクトについて考えるのもいいことだろう。このプロジェクトの主要な問題の解決にイーサリアムが一番適しているかどうかは、みんなが自由に考えてみるのも面白いと思う。

(翻訳者:RAVA)

参考:The Merkle

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