イーサリアムDappsの急激な成長と開発、ERC-1155が変えるゲーム

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イーサリアムDappsの急激な成長と開発、ERC-1155が変えるゲーム

どうも墨汁うまい(@bokujyuumai)です。
イーサリアムはワールドコンピューターとしてメインチェーン、サイドチェーン、オフチェーン、非中央集権アプリ(以下Dappsとする)などで多くの仮想通貨の中で最も巨大なエコシステムを構築途中です。中でも2018年に大きな成長を感じられるのはDappsといっても過言ではないでしょう。それでは順番に確認していきましょう。

イーサリアムDappsデベロッパーとユーザーの増加

まずイーサリアムにとってDappsとはコンピューター上のソフトウェアのようなものです。そのためベース技術となるメインチェーンが安定してきたイーサリアムにとってはネットワークを使用したプロジェクトのDappsはとても重要な意味を持ちます。

仮想通貨で最も大きな開発コミュニティ

イーサリアムスタートアップのConsenSysの調査によるとイーサリアムの開発フレームワークのTruffleは2017年10月には20万ダウンロードであったのに対し、現在では倍以上となる55万ダウンロードとなり、仮想通貨において最大の開発コミュニティであると推定されると発表しています。

またGithubでは14,000レポジトリと22万件にも及ぶコミット数となっており、イーサリアムウォレットやフィッシングサイトなどの怪しいサイトをブロックしてくれるMetamaskは100万ユーザーに達したとされています。

*MetamaskはDNSハックなど、一般人が気づかないフィッシングも弾いてくれるため、セキュリティソフトとして入れておくことを推奨します。

爆発的な使用数の増加

ETHは価格上昇とともに送金数も劇的な増加を見せており、5月には1時間で平均109億円が送金され、そのうち53%はスマートコントラクトに使用されています。

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出典:Etherscan(画像タップで拡大します)

更にDappsにおいては5月付で24時間で7.8億円のETHが使用されており、2017年と比較すると3万倍という急成長をとげています。Truffleのダウンロード数を考慮すると今後も成長を続けていくことでしょう

イーサリアム上でのゲーム開発を促進するERC-1155

イーサリアム上でコントラクトを使用してトークンを発行できる基準のERC-20はとても有名ですが、その他にCryptoKittiesで有名なノンファンジブルなERC-721やERC-20の問題点を改善したイーサリアムクラシックからの提案となるERC-223などが存在します。そんな中、イーサリアムDapps開発プラットホームのEjinはERC-1155という新しい基準を作成しました。

ファンジブル(ノンファンジブル)とは?

ファンジビリティ(Fungibility)とは直訳すると代替(交換)性となり、例えばAさんがBさんへ1ETHを送金する際に同じ価値となっており、その時に1ETHが10ETHの価値を持つことはないということです。これに対し、ERC-721のノンファンジブルなトークンとは個別のトークンごとに違う価値を持つということで、猫ごとに個性をもたせることができます。わかりやすい例としてポケモンを思い浮かべるといいでしょう。同じピカチュウでも個体値が違うため、強い弱いがあります。

ゲームにおけるファンジビリティの重要性

ファンジビリティはゲームには重要なことですが、戦闘ゲームで考えてみましょう。
例えば消耗品の場合はどうでしょうか?弾薬や回復役などは誰が使っても公平な弾数と回復量であるものなので、例1のようにこれはファンジブルである必要があります。

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対して武器や防具などが全く同じ性能の場合はどうでしょうか?ゲームの面白さにはレアアイテムやレア武器というものが必須になります。これらは例2のようにノンファンジブルであり、前者の回復薬や弾薬とは違った個性が必要となります。そのためERC-1155ではこれら両方のトークンを作成することができ、イーサリアム上のゲームをより多彩にすることができるというものです。

イーサリアムDappsの急激な成長と開発、ERC-1155が変えるゲーム

結論と考察

イーサリアムの大きな強みは圧倒的に開発者と実証実験が多いことです。投資家には気づかないところで急速に開発や提案は進んでおり、インフラも構築されてきています。今回はEijinを例に上げましたが、サイドチェーンを提供するLoom Networkも期待できるでしょう。

Dappsにおいては2017年末にペイウォール(俗にいう課金)をオフチェーンで可能とするライデンネットワークの簡易版マイクロライデンがメインネットにローンチしており、CryptoKittiesで露見したスケーラビリティ問題においても大きな進歩をとげています。イーサリアムのベースレイヤー(メインチェーン)とこの巨大なエコシステムは今後も進化を続けていくことでしょう。

マイクロライデンについて、詳しくは下記を参照してください。

関連記事:イーサリアムジャパン – マイクロライデンとは?

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