イーサリアムは「最も優れたブロックチェーン・プラットフォーム」とGolemのCEOがコメント

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イーサリアムは「最も優れたブロックチェーン・プラットフォーム」とGolemのCEOがコメント

分散型のスーパーコンピューター・プロジェクトである「Golem(ゴーレム)」のズリアン・ザウィストウスキ(Julian Zawistowski)最高経営責任者(CEO)は、イーサリアム(Ethereum)は最も有望なブロックチェーン・プラットフォームであり、他のそれは能力と適用性で遠く及ばないと語った。

同CEOはGolemの開発と商品化を主導しており、開発チームはイーサリアムのブロックチェーン・ネットワーク上でアプリを構築している。Golem実現に当たり、イーサリアムは最も有望なブロックチェーン・プロトコルという訳だ。GolemのCEOが、コインの価格や今後の見通しなど直接コメントしたのは、恐らく初めてのことである。

Golem(ゴーレム)のCEOがイーサリアムを絶賛

Golemはイーサリアムに搭載されているスマートコントラクト主体の非集中型(分散型)スーパーコンピューター・プロジェクトであり、その資金調達のためGNTトークンを発行済みである。

ザウィストウスキCEOはイーサリアムを重視する理由として、「イーサリアムはこれまでのところ、最も有望なプラットフォームであり、またそれに勝る仮想通貨は見当たらない。Golemはイーサリアムの上に構築し、開発することができると確信している」と語った。

イーサリアムは、長期的にパブリックブロックチェーン・ネットワークの能力を著しく強化すると期待されている、2つの独自のテクノロジー「シャーディング(Sharding)」と「プラズマ(Plasma)」の主たる開発者である。このテクノロジーは、スケーラビリティ(scalability)に欠かせないものである。例えば、シャーディング(データの分割)はイーサリアム・ネットワークをシャードに分離し、ノード集団を一定のシャードに割り当てることによって、ノード集団として特定のタスクを実行する。

個人や組織で休眠状態のPCを借りてスパコンに変えるプロジェクト

Golemは執筆時点の時価総額は39位であり、韓国最大手の仮想通貨取引所Bithumb(ビッサム)にも登録されて取引が始まっている。Golemは非集中型スーパーコンピューター(スパコン)であり、個人や組織が保有するアイドル状態のPCの計算処理能力を借りて、ネットワーク化した総体としてスパコンの能力を持つユニークなプロジェクトである。

言い換えれば、ブロックチェーン世界の中のAirbnb(エアビーアンドビー)に例えられる。個人のPCやマシン、データセンターでアイドリング中のPC集合体を借り、集まったPCのネットワークは、難しい数値計算や処理の難しいコンピューター操作を容易にこなし、いわばスパコンに変えるのがGolemプロジェクトである。他人の力を借りてできたGolemコミュニティーへの貢献度に応じて価値が決まり、貸し手にGolem(GNT)トークンが報酬として支払うわれる仕組み。現在の1GNTは約62円、時価総額は約526億円である。

スケーラビリティに対応するイーサリアムが最善

スーパーコンピューターで問題になるのは、大規模化、拡張性を意味するスケーラビリティ(scalability)である。イーサリアムはこれまで、スケーラビリティ問題に対応してきた。その理由は単純であり、システムは何らかの影響を受けずには、コミュニティー内の大量のエンドユーザーを持ちこたえることはできないからである。

ザウィストウスキCEOは、スケーラビリティ上の問題に応えて、「スケーラビリティは確かに問題ではあるが、Golemはこの時点で、ほかの製品に切り替えるほど優れた性能を見いだしていない」と、次のようにイーサリアムの利点を強調した。

「われわれはブロックチェーンとの相関関係をはるかに超えるシステムを見いだしておらず、この時点でイーサリアムは、より幅広い方法で試してみる能力を持っている」

(フリージャーナリスト、大手マスコミOB記者:長瀬雄壱)

参考
CCN
TNW Answers session

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