【墨汁速報】イーサリアム上のドル”USDT”がL2ネットワークで新たにローンチ、ガス代緩和になるか?

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【墨汁速報】イーサリアム上のドル

イーサリアム(Ethereum)上のドルの一種であるUSDTを発行するテザー社は、イーサリアムのL2ソリューションの一つOMGネットワーク上で「USDt」をローンチ。これにより8月に入って300倍近くに高騰していたイーサリアムガス代の緩和が見込まれている。

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テザーUSDtとOMGネットワーク

OMGネットワークとは、イーサリアム上のプロジェクトでPlasmaというイーサリアム発明者ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Burterin)氏の提唱した技術を基にしている、イーサリアムをアシストするネットワークの一種だ。

テザー社はOMGネットワークをテザーに統合し、イーサリアムネットワークの手数料高騰やトランザクションの混雑を回避してUSDTを送金できるUSDtを新たにローンチした。

これにより、イーサリアムネットワークのセキュリティ裏付けのあるUSDTを、OMGネットワークをより早く、安い手数料で送金することが可能となるということだ。

BitfiinexでのUSDt入出金開始

テザー社と同じ親会社を持つビットフィネックス(Bitfinex)は、USDtのOMGネットワーク上でのローンチに合わせ、入出金の対応を開始したと発表。

またOMGネットワークの最高経営責任者(CEO)のVansa Chatikavanij氏は、「OMGネットワークは秒間1,000件もの送金を行うことができ、イーサリアムの3分の1の手数料で送金が可能だ。(最近の手数料高騰という)問題に対処でき、オープンな金融サービスの発展と成長を促進できて非常に嬉しい」と述べている。

イーサリアム利用の大幅な高騰

テザーは元々ビットコインを利用したOmni Layer上で発行されていたが、2017年の手数料高騰によりイーサリアムでの発行をメインへとシフトしていった。その後、DeFi(分散型金融)や仮想通貨取引所での需要増加に伴いイーサリアムでのUSDT利用はさらに高騰、直近1ヶ月では16,000ETH、実に650億円にも上っている。

これらにより13日にはガス代が通常の30倍以上の329Gweiにまで高騰しており現在も100Gweiを推移している。OMGネットワーク版のUSDt入出金はまだBitfinexしか対応していないが、今後仮想通貨取引所が対応すればイーサリアムネットワークの混雑の緩和が期待できるようになるだろう。

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墨汁うまい
仮想通貨の現役トレーダー、ライター、マイナー。ツイッターではイーサリアムやビットコインの投資家向けに正確で早い情報を提供しているほか、ブロックチェーン技術やファンダメンタル、テクニカルを解説する、オンラインサロンを運営している。イーサリアム・ジャパン管理者