イーサリアム(ETH)は年内にビットコイン(BTC)をしのぐとの見方

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イーサリアム(ETH)は年内にビットコイン(BTC)をしのぐとの見方

暗号資産(仮想通貨)の一部専門家筋は、イーサリアム(Ethereum/ETH)が年内にビットコイン(BTC)を圧倒するのではないかと信じています。一部専門家によると、ETHは現在約2,500ドル(約27万円)余りで取引されていますが、年末までにはほぼ2倍に近い約4,600ドル(約50万円)の価格を付けるのではないかと語っています。

イーサリアムはビットコインが実現できないユースケースを開発し続ける

仮想通貨ATMを開発するコインフリップ(Coin Flip)の市場調査パネルメンバーであるダニエル・ポロツキー(Daniel Polotsky)氏は最近のインタビューに答えて、「イーサリアムはビットコインが実現できないユースケースを開発し続けている。ETHの価格はBTCのそれより早く成長するかもしれない」と語りました。

イーサリアムが大きな人気を呼んでいる理由の1つは、スマートコントラクトによるとことが大きいようです。イーサリアムは、多様な分散型アプリケーション(DApps)と新しい多くのデジタルトークンを生み出すために必要なテクノロジーを提供しています。

年末にETHの一部がバーン、ネットワークはさらに安定・効率化へ

イーサリアムはさらに、Ethereum 2.0のリリースによって、今年末までにいくつかの大きな変化が生じます。例えば、いくつかのETHトークンがバーン(焼却)されて市場から消えます。イーサリアムの共同創業者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏によると、バーンの効果によってネットワークはより安全かつ効率化されるはずです。

トークンメトリックス(Token Metrics)社のシニア仮想通貨アナリストであるフォレスト・プシビシュ(Forrest Przybysz)氏は、イーサリアムの将来を次のように語っています。

「今年末か来年初めのイーサリアムのPoW(プルーフ・オブ・ワーク)からPoS(プルーフ・オブ・ステーク)への完全移行は、イーサリアムの供給がデフレ状態となり、供給制限の意味からビットコイン半減期に相当する状況が生じる。この結果イーサリアムは、ビットコインにはないすべての有用性に加えて、価値の保存でより優れたものになる」

仮想通貨ブローカー業モーファー(Morpher)の最高経営責任者(CEO)であるマーティン・フローラー(Martin Frohler)氏は、結論として「イーサリアムは将来、世界的な金融インフラストラクチャーに力を与える可能性がある」と語ります。

年末に3億のトランザクション、ユーザー数は2倍の6000万など成長の4要素

ベンチャーキャピタルのヴァリアント(Variant)社のスペンサー・ヌーン(Spencer Noon)氏は、2015年はほぼゼロだったETHが20年までの6年間に大きく成長した4要素を挙げています。1つはETHネットワーク上のトランザクションが20年には3億を上回り、21年には5億になると予測されます。

2つ目は、トランザクション実行に使うガス代が21年末には350万ETH(約9,000億円相当)となります。3つ目として、イーサリアムのユーザー数が21年の現時点のアドレス数で3000万を超え、年末までには6000万を超えると予測されます。

そして第4に、ネットワーク上のスマートコントラクトの数が17年の500万余り、19年には750万を超え、20年には1500万を上回るまで跳ね上がりました。21年末には、1750万を超えると予想されています。

参考
Many Crypto Experts Believe Ethereum Will Overpower BTC
These Four Charts Show Ethereum’s ‘Ridiculous Growth’ in Six Years: Crypto Veteran Spencer Noon

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長瀬雄壱
フリージャーナリスト、大手マスコミのOB記者。在職中は社会部、科学部、外信部で記者活動を行なう。特に外信部では、10年余り海外特派員(3カ国)を務め、国際関係、政治、経済、社会、戦争取材など、あらゆる分野で記者活動を続けた。翻訳業務経歴は約50年あり、今でも海外ニュースを深くモニターしている。