【墨汁速報】イーサリアム5年半越しの「ETH2 a.k.a セレニティ」の実装のためのEIPを提案

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イーサリアムファンデーションは5年半越しのイーサリアム完成版となる「イーサリアム2.0(セレニティ)」の実装提案として、EIP-2982が提案。このイーサリアム実装改善提案では、イーサリアムの次世代実装であり完成版となる「セレニティ」を実際にローンチするためにEIPとしてイーサリアム2.0リサーチャーにより正式に提案された。

EIPとは?

EIPとはEthereum Improvement Proposal(イーサリアム・インプルーブメント・プロポーザル)の略で、つまりイーサリアムの実装改善を行うための提案のことで、イーサリアムが新たな実装を行うには提案する内容のリサーチを行い、根拠に基づいて行う必要がある。

今回提案されたEIP-2982では、イーサリアムの完成版となるセレニティの実装であり、イーサリアム2.0として2018年に新たな実装が開発、テストが行われてきた。このセレニティは、2015年7月にイーサリアムが正式ローンチする前の2015年3月から移行することが前提で開発が行われており、実に5年半越しのEIPとなるの。

このEIP-2982がコアデベロッパーに承認されれば、イーサリアム2.0もといセレニティは年内のローンチ目処がつくことになるだろう。

EIP-2982 セレニティ フェイズ0の詳細

イーサリアムリサーチャーのニー・ライアン(Danny Ryan)氏によると、EIP-2982はイーサリアム2.0フェイズ0のリリーススケジュールを管理するものだとしている。

このイーサリアム2.0フェイズ0では、現在の分散型金融(DeFi)などの多くのコントラクトが動いているイーサリアムメインチェーンのプルーフ・オブ・ワーク(PoW)のアルゴリズムを変更するのではなく、イーサリアムネットワーク上に新たに32ETHをステーキングすることでネットワークに参加できるイーサリアム版プルーフ・オブ・ステーク(PoS)のCasper FFGを採用したBeacon Chainをローンチするというものだ。

またイーサリアムファンデーションはこのイーサリアム2.0フェイズ0のローンチのためのテストネットSpadinaを先日発表している。

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イーサリアム2.0はDeFiに影響を与えない

イーサリアム2.0では大規模な改良となるため、各フェイズに分けて実装が行われフェイズ0は最初期段階となる。これらの実装は現在のイーサリアムチェーンと平行で行われ、イーサリアム2.0上でコントラクト実行ができるようになった時点で、現在のイーサリアムネットワークから移行することになる。

そのため現在高い利回りで人気を博しているDeFiに影響を与えることはない。むしろイーサリアムの通貨であるETHはDeFiでの運用とは別に、イーサリアム2.0でのステーキング需要も出るということになる。

ステーキングには32ETH単位で行う必要があり、現在39,000円前後を推移しているイーサリアムでは約125万円必要となる。年末にかけて今年は年利100%を有に超えたDeFiやイーサリアム2.0など、イーサリアムに目が話せないだろう。

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墨汁うまい
仮想通貨の現役トレーダー、ライター、マイナー。ツイッターではイーサリアムやビットコインの投資家向けに正確で早い情報を提供しているほか、ブロックチェーン技術やファンダメンタル、テクニカルを解説する、オンラインサロンを運営している。イーサリアム・ジャパン管理者