イーサリアム(ETH)相場分析:今後の動きをチャートから考察

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イーサリアム相場分析

どうも墨汁(@bokujyuumai)です。
ビットコインが下落トレンドを抜けられず100万円を切る中、イーサリアム(ETH)価格はBTC建てで最高価格の0.12BTCを記録。去年の最高価格は約0.15BTCなので、後0.02BTCという所まで迫りましたが、ビットコインの極端な下落に影響され0.1BTC前後を推移しています。

本項ではイーサリアムのテクニカル分析をメインに、ファンダメンタル的にも考察を行いました。

ファンダメンタル

それではまずはビットコイン(BTC)のドミナンスと時価総額を踏まえて考察していきましょう。

ビットコインのドミナンス

まず最初にビットコインのドミナンスを確認します。ビットコイン価格の最高価格230万円をつけた去年12月7日にドミナンスが67%を超えた後、下落を開始。またこの時にイーサリアムドミナンスは最低値の9%を記録し、最低価格となる0.023BTCとなりました。

途中リップル(XRP)のドミナンスが17.6%となり、イーサリアムを超えるもCoinbaseの上場公式否定から下落。チャートを見ると下落後イーサリアム(ETH)へと流れてきているのがわかります。

ビットコインドミナンスの下落が止まり、イーサリアムへ流れているもののビットコイン価格の下落が止まらないことを考慮するとフィアットへの資金流出というよりかは一部アルトコインに流れている様です。

Coinmarketcapのチャート参照
出典:Coinmarketcap

時価総額

前回の「イーサリアムの今後を時価総額とドミナンスから考察する」で考察した様に、イーサリアムはワールドコンピュータという性質上、インスタマインとなっており、ビットコインより9.6倍の速さでETHが生成されていきます。

時価総額を確認すると現在ビットコインは1,400億ドル、対してイーサリアムは816億ドルとなっており58%まで時価総額が迫っています。前回考察した際は54%であったので実に4%も増えていることになります。

ですが実際はビットの大幅下落前は66%まで迫ってました。またビットコインの現在の下落度合いから見て、上値は重くなり、イーサリアムの生成速度から2018年は時価総額を抜くポテンシャルを秘めてるでしょう。

詳細は下記考察記事を参照してください。

関連記事:イーサリアムの今後を時価総額とドミナンスから考察する

Coinmarketcapの時価総額参照
出典:Coinmarketcap

イーサリアムのテクニカル分析

それでは短期、中期、長期に分けて考察を行います。

長期的テクニカル分析

前回の最高価格は0.15BTCであり、高づかみをしてホールドしていたトレーダーが少なからずいるため上値は重く、0.15BTCを意識する動きとなるでしょう。直近の最高価格は0.12BTCで急激な高騰ではありますが去年の7月から比較するとおあんの様なソーサーボトムを順調に形成しています。

また底となった12月から出来高は減少傾向にあり、ドミナンスは大きく回復しているものの、まだ資金が分散していると考えられます。

長期的テクニカル分析
出典:Cryptowatch

中期的な価格相場テクニカル分析

4時間足を確認すると綺麗な上昇トレンドとなっていることがわかります。現在は出来高が収束しているためビットコインの大幅下落に影響され下げているものの、0.1BTCのラインまたはその下の0.85BTCのサポートラインを注視する必要があるでしょう。

ブロック報酬の減少とValidator報酬を集めることを考慮するとこの2つのサポートラインを基準に反発することが見込めます。

中期的テクニカル分析
出典:Cryptowatch

短期的な価格相場のテクニカル分析

中長期では一時的な下落に見えるものの、短期的に見るとどうでしょうか?最高価格の0.123BTCを記録した2月1日、ビットコイン価格の下落と共に大きく下落を記録しています。

この下落は力強く、200日線と雲を貫通して反発せずなお下落となっており、上昇トレンドへブレイクする気配がありませんでした。そんな中2日にレジスタンスラインをブレイクしたにも関わらず、ビットコイン下げに影響されじわじわマイナーの売り圧により下落を記録しているため下落トレンドをブレイクするにはそれなりの時間を有することとなるでしょう。

現在ETHを拾う場合はここでテイクせず、0.96BTCのレジスタンスラインより下あたりの指値で拾うほうが無難でしょう。

短期的テクニカル分析
出典:Cryptowatch

結論と考察

今回のビットコインの大幅下落は全てのアルトコインに影響を及ぼし、時価総額上位100位以内のうちほぼ100%の通貨が大幅下落を記録しました。

他のアルトコインが50%以上の下落を記録する中イーサリアムは大幅に高騰した0.02BTC分のみの下落でとどまっており、価格上昇時の安定の字固めであると考えられます。2017年に多くの重要な実装を行ったイーサリアムは今年も大型アップデートのメトロポリスPt.2、コンスタンティノープルを控えており、Casperのテストネットα版の各メジャークライアントサポートや実装するEIPの決定など着々と進んでおり、年内の実装が予想されます。

イーサリアムはメトロポリスアップデートが終了した後は、完成形となるセレニティが控えており、現在のβ版となるイーサリアムは完全版となります。

関連記事:イーサリアムのPOS”CASPER”が解決するPOWの問題