イーサリアム(Ethereum)が『com』と同様のトップレベルドメインネームを提供へ

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イーサリアムが『com』と同様のトップレベルドメインネーム提供

イーサリアム(Ethereum)のユーザーは間もなく、自分のアドレスにトップレベルのインターネット・ドメインネームを付加することができるようになる。

これはEthereum Name Service(ENS/イーサリアム・ネーム・サービス)が、「.com」「.uk」などのドメインネームシステム(DNS)でトップレベルドメインを所有、運用しているMinds + Machines Group (MMX)と提携して実現する。

ENSユーザーは10月中にトップレベルドメイン「.luxe」登録可能に

両者のコラボは2018年8月3日に発表された。それによるとEthereumユーザーは、MMXが近く開始する「lets u xchange easily(簡単に交換しよう)」の意味を表す、インターネット上の「.luxe」ドメインを持つアドレスに登録することができる。「.luxe」ドメインは、インターネット上で分散型アプリケーション(Dapps)やスマートコントラクトなど、ブロックチェーンの資産やサービスへのアクセスをこれまで以上にフレンドリーな方法で提供するトップレベルドメインとなる。

これによってEthereumユーザーは、ローマ字と数字を羅列した長い暗号アドレスをENSサービスで、「.eth」ドメイン付きの「解読可能なネーム」と置き換えることができる。さらに「.luxe」とのコラボで、インターネット上でも.ethドメイン名をそのまま登録、Dappsなど各種サービスを利用できるようになる。

MMXは.luxeサービスをまだ始めていない。ENSユーザーに対しては、このサービスを10月中に限られた数の登録ができるようにする計画である。「.luxe」の一般公開は10月末になる。

MMXによれば、「.luxe」アドレスはインターネット上で、電子メールあるいはウェブベースのトラフィックを正常なやり方で解決するので、ユーザーはEthereum資産やサービスで使うのと同じアドレスでこれまで通りのインターネット活動を行うことができる。

ENSとインターネット上のDNSとの完全統合実現

ENSの開発責任者であるニック・ジョンソン氏は「われわれは既存のDNSベースのネームサービスとENSとの間で、先進的な統合を支援することに興奮している」と述べた。同氏は続けて、「本来ブロックチェーン利用が可能な.luxeドメインは、Ethereumユーザーに「より多くのドメイン選択肢と信頼できるモデルを提供する。今回の提携関係は、長年使われているDNS空間とブロックチェーン技術の統合を進める」とコメントしている。

一方、MMXのトビー・ホール最高経営責任者(CEO)は「われわれはすでに、.ethゾーンでのEthereumテストで、ブロックチェーンで可能な言語ベースの識別子に対する実証済みの需要があることを知っている」と、その将来性に期待を表明した。

ENSは2017年5月4日に発足した際、その機能を「オークションを通じて.ethで終わるドメインネームを登録することができる自動登録システム」と説明している。

トップレベルドメインの取得価格はうなぎのぼりの上昇

人気ドメインネーム取得は、オークションが主流である。ちなみに投資家が購入した仮想通貨のドメインネームは、例えば「Block-chain.com」は歴代ドメインネーム価格3位となる100万ドルの値が付いた。

過去最高額は「eth.com」で、2017年10月にドバイ在住の投資家が200万ドルで売却した。2008年に購入した際の価格が1万9800ドルだったというから、売却益は100倍以上ということになる。(参考:Forbes)

「.eth」のドメイン名は2017年時点で、「foundation.eth」が約2万7000ドル、「exchage.eth」は60万9000ドルだった。

(フリージャーナリスト、大手マスコミOB記者:長瀬雄壱)

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参考
coindesk
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