イーサリアム(ETH) 下落トレンドをブレイク~相場チャート・テクニカル分析~

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イーサリアム(ETH) 下落トレンドブレイク

どうも墨汁(@bokujyuumai)です。去年末から続くビットコインの下落相場と未だにコインチェックのアルトコイン資金凍結問題の煽りを受けて下落しているイーサリアムは200日線で反発し、現在0.086BTC前後を推移しており、日本円建てで9万円代を推移しております。本稿ではイーサリアムとビットコインのドミナンスの関係性を比較しテクニカル分析を行いました。

仮想通貨の時価総額とドミナンス

仮想通貨全体のドミナンスは最高値であった8,197億ドルの約52%となる4,301億ドルを推移しており、ビットコインの最低価格66万円を記録した2月6日の約38%から14%の回復を見せています。

仮想通貨時価総額ドミナンス
参考:Coinmarketcap

ビットコインドミナンス

ビットコインドミナンスは去年6月の最低値を上回る38%の回復を見せているものの弱々しく、アルトコインの主戦場が2016年の上場審査の厳しいPoloniex(ポロニエックス)から数え切れないほどのマイナーコインを取り扱うBinance(バイナンス)やBittrex(ビットレックス)に移ったことからドミナンスは10%から2.5倍となる約25%を記録。このマイナーコイン相場は年始まで急成長を続けた後、ビットコイン下落に大きな影響を受け20%下落しており、ダブルトップで天井を打った様な下落を見せています。

ビットコインドミナンス
参考:Coinmarketcap

アルトコインは4月に新規マネーが流入しやすい

現在の下落は過去例に見ない580億円という巨額のNEMがコインチェックから不正送金された事件の影響を大きく受けていると言っていいでしょう。コインチェックはビットコイン売買と日本円の出金を再開していますが、その他のアルトコインは未だに資金が凍結状態であり、アルトコインの出来高と資金流入が滞っているというのは市場全体において大きなマイナスとなっています。アルトコイン市場はビットコインの新規が年末から年始に増えやすいのに対し、4月に高騰し易い傾向にあるため、4月までにコインチェックが取引を再開することを期待すべきでしょう。

イーサリアムの時価総額の高騰は2016年と2017年も3月前後からとなっていることがチャートからわかります。

イーサリアム時価総額
参考:Coinmarketcap

イーサリアムのテクニカル分析

2017年の高騰から見ると0.11BTCのレジスタンスラインで反発し最高価格の0.15BTCのラインまでつけることなく、大幅なビットコイン下げに釣られてから上昇トレンドのレジスタンスラインで大きく反発。この一時的な力強い下落トレンドをブレイクするも、出来高が更に収束しておりビットコイン価格と連動しています。日足では200日線にタッチして綺麗に反発直近の下落トレンドのレジスタンスラインをブレイクして上り調子となっています。

イーサリアムテクニカル分析
参考:Cryptowatch

中期的テクニカル分析

更に詳しく見ると、じわじわさがり、0.1BTCの上昇トレンドのサポートラインに触れたものの反発できず、上昇トレンドをブレイクしていることがわかります。12月からの約3ヶ月の上昇トレンドの利確ポイントはこの上昇トレンドブレイク時の0.1BTCであったと言えるでしょう。今回のボリンジャーバンドからわかるバンドウォークの強い下落トレンドでの買いポイントはピンク色の200日線での反発であり、2月1日から続く黄色と赤色の下落トレンドをブレイク。緑の上昇トレンドを形成しています。

イーサリアム中期的テクニカル分析
参考:Cryptowatch

200日線にタッチした際、RSIは29を記録しています。ここで2月末にかけて青色とオレンジ色の矢印のEMAで示した様にゴールデンクロスし、現在の上昇トレンドを継続することで出来高収束に伴う弱々しい下げを打ち破ることが考えられます。この下落トレンドをブレイクするには0.092BTCのレジスタンスラインを超える必要があり、出来高が増加し雲を突き抜けるほどの力強い上昇を記録するならば安心して買いといえるでしょう。

イーサリアムUSD建てテクニカル分析

USD建てで確認すると、1月末の最高価格である1,424ドルから続く下落をブレイクしておらず、1月からの下落トレンドのレジスタンスラインをブレイクできていません。ですが、緑のサポートラインとのクロスする◯の部分でブレイクできるかに注目です。BTC建てとUSD建てどちらも3月が勝負と言えるでしょう。

イーサリアム中期的テクニカル分析
参考:Cryptowatch

結論と考察

200日線の反発はファンダメンタル的に見ると、インドの三大取引所のZebpay(ゼブペイ)がイーサリアムを上場した日となります。インドは2016年末にビットコインの圧倒的な需要によりインドプレミアを見せ、価格上昇の一因となりました。更に世界中から資金が流入してくることは、仮想通貨には大きなアドバンテージとなり、少しずつ影響を及ぼしてくると考えられます。

Geth v1.8.0~のリリース

イーサリアムのクライアント周りの整備も進んでおり、Gethのv.1.8.0以降ではフルブロックの同期時間がHDDで約5分の1となる約8時間、データベースは約18分の1の約4GB、ディスクIOも同様に約43GBとなっています。またライトクライアントでは1-3%のCPU使用率と16GBRAMのうち8%使用とディスク使用量はほぼ0%となっており、日々の進歩が見て取れます。

クライアントの軽量化の必要性

ブロックチェーンのフルノードはジェネシスブロックの1ブロック目から最新のブロックまで全て保持する必要があり、イーサリアムは約15秒に1度ブロックが生成され、今後更にブロックタイムを減少させるためノードのデータ容量問題に必ず直面します。つまりクライアントの軽量化とブロック同期の高速化は重要なインフラ構築の一つとなっています。

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