イーサリアムクラシック(Ethereum Classic/ETC)が来週スナップショットのフォークを行う

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イーサリアムクラシックスナップショットフォーク

イーサリアムクラシック(Ethereum Classic/ETC)コミュニティは来週、「カリスト(Callisto/CLO)」と呼ばれるスナップショットのフォークからコインを受け取る予定だ。このクローンは5,500,000ブロックまでのETCのチェーンの正確なコピーで、ETCの所有者は1:1の割合でCLOコインを受け取ることができる。

初めての目立ったハードフォークが実施される

イーサリアムクラシック(ETC)の面白い点は、それ自体が注目を集めたイーサリアム(ETH)ブロックチェーンのフォークの1つであり、1,920,000ブロックでのハードフォーク後、イーサリアム(ETH)の所有者は1:1の割合でETCを受け取ったということだ。

このフォークは、同年$150万を失ったETHアプリケーションDAOの救済を拒絶したイーサリアムコミュニティのメンバーによって行われた。ETCこそが唯一のイーサリアムネットワークだと固く信じているメンバーもいる。

しかし「カリスト(Callisto/CLO)」は、ビットコインゴールド(BitcoinGold)やビットコインダイヤモンド(BitcoinDiamond)、そして過去に現れたその他のクローンのようなスナップショットであることから、イーサリアム(ETH)のハードフォークとはかなり異なるものだ。

カリストの開発者はスマートコントラクトのセキュリティについてCLOが優れていると考える

基本的にCLOコインは、既存のイーサリアム(ETH)チェーンと同一の履歴を共有しているが、5,500,000ブロック以降は独自のものとなる。

クローンは来週のどこか、または3月2日に行われることになっている。このスナップショットは、CLOの開発者がイーサリアム(ETH)のスマートコントラクトの設計に問題があると考えているという理由で行われる。

CLOのホワイトペーパーによると、イーサリアム(ETH)はDAOプラットフォームとよく似ておりスマートコントラクトに対するハッキングの影響を受けやすい。

CLOの開発者は「CLOおよびETC公式のスマートコントラクト監査部門」の立ち上げを計画しており、このスナップショットはイーサリアム(ETH)コミュニティの延長線上にあると考えられる。

CLOのホワイトペーパーは、「カリスト(Callisto/CLO)の主なゴールは、自分自身で維持、管理、および資金供給するブロックチェーンエコシステムのリファレンス実装、開発環境、研究、開発をすることだ。」と説明している。

カリスト(Callisto)は、このプロトコルのさらなる開発と改善のために安全で貢献しやすい環境を作成することを狙いとしている。このゴールの達成は、スマートコントラクトに組み込まれたシステムにかかっている。

Dexaranと呼ばれる開発者とコールドステーキング

このイーサリアム(ETH)のクローンの作成者に関する情報は、カリスト(Callisto)ネットワークプロジェクトについて、より詳細に解説したGithubのページ以外にはほとんど無い。

このプロジェクトに取り組む開発者はDexaranという名前で知られており、「DEX」というICOにも取り組んでいる。このプロジェクトの別の側面は、「コールド・ステーキング(Cold Staking)」という、通貨の所有者にリワードを与えるプルーフ・オブ・ステーク(PoS)のような働きをする仕組みの導入だ。

カリスト(Callisto)のチームは、「イーサリアム(ETC)のコイン所有者にはインセンティブが何も無いということに留意しておくべきだ。つまり、コインの生成は完全にマイナーによってコントロールされ、ネットワークの成長に伴ってマイナーの影響力も増えていく。カリスト(Callisto)は、コイン所有者によるネットワークへの参加にリワードを与えるコールド・ステーキングプロトコルを導入する。」と説明している。

コールド・ステーキングはスマートコントラクトに基づいた処理で、CLOの所有者はステーキング時間として十分な長期間(デフォルトで1ヶ月)CLOコインの残高を保持していた場合、生成されたCLOの総額に対する利子を受け取ることが可能になる。

コールド・ステーキングのためのコインを保持している人は、コールド・ステーキングプロセスに参加するノードを実行している必要は無い。

イーサリアム(ETC)はあくまでPoWによる合意形成に依拠しているため、コインを保持する人は取引の認証を行わず、システム全体が完全にプルーフ・オブ・ワーク(PoW)のままであることが重要だ。

イーサリアム(ETC)のスナップショットはライトコインキャッシュ(LCC)ネットワークに続くもの

来る、イーサリアムクラシック(Ethereum Classic/ETC)のスナップショットはイーサリアム(ETC)価格をかなり上昇させており、ETCは数日前に$45に達した。

これは、最近2月19日に行われたライトコインキャッシュ(LCC)と呼ばれるライトコインのスナップショットに続く出来事だ。

ライトコインキャッシュ(LCC)のフォーク前には、ライトコイン(LTC)の価格も大幅に上昇したが、それ以降は下降している。ライトコインキャッシュ(LCC)は最小限のインフラストラクチャしか持っておらず、1LCCあたり$4~5という価格はライトコイン(LTC)のたった2%に過ぎない。

参考:CCN