(ビットポイントホームページ)
目次
BITpointの特徴
ビットポイントは一番の特徴は多機能取引ツールMT4でトレードしたい人におすすめの取引所だ。また、ビットポイントはビットコイン決済を普及させる取り組みや株主優待にビットコインを使うといったユニークな取り組みを行っている。
BITpointの運営会社
BitPointはビットポイントジャパンという会社が運営している取引所で、2016年3月に設立されたばかりだが、経営陣は大手銀行や証券会社などでキャリアを積んだ人たちが中心だ。
社長の小田玄紀氏は投資経験が非常に豊富な投資のスペシャリストでベンチャー企業を相手に投資を行ってきた。
また、親会社であるリミックスポイントの社長も兼ねている。リミックスポイントは、主に省エネや電力の売買、中古自動車に関する事業を展開している会社だ。
BitPointで行う仮想通貨取引の特徴
BitPointでは仮想通貨の現物取引に加えてレバレッジ取引とビットポイントFX取引を行うことができる。
現物取引
現物取引はビットコインを売買するだけの取引だ。初心者の人は、まず現物取引から始めてみるといいだろう。口座に円を入金して、その金額の範囲内でビットコインを買うことができる。
売却できるビットコインも、口座に入っている分のみだ。売買するときの注文方法は成行のストリーミング注文に加えて指値注文と逆指値注文にも対応している。注文単位は0.001BTCであるため、少額での取引も可能だ。
1BTCが30万円なら300円から売買できる。ビットコインの他にイーサリアムも取り扱っており、ビットコインと同じようにして売買可能である。注文単位だけビットコインの10倍で0.01ETHだ。
レバレッジ取引
レバレッジ取引は、証拠金を預けることで、証拠金の金額の何倍ものビットコインを売買できる。注文単位も0.1BTCと高めだ。
現在は1倍と2倍、4倍の3つのレバレッジコースが設けられており、いずれかを選択して取引を行う。利用可能な注文方法は現物取引と同じだが、ビットコインを持っていない状態で売りから取引を始めることも可能だ。
ただ、売りの場合も買いの場合も建玉を作る際に、0.035パーセントの建玉管理料がかかる。当日のうちに決済せず翌日以降に建玉を持ち越す場合には1日につき0.035パーセントの建玉管理料が必要になるため注意したい。
長期保有を避け、当日のうちに決済しておくのが望ましいだろう。また、証拠金維持率100パーセントを基準としたロスカットルールがある。相場変動が激しいときは注意しよう。120パーセントを下回った時点でアラートメールによる通知も行っている。
ビットポイントFX
ビットポイントFX取引は、レバレッジ取引と共通点が多いが、ビットコインと外貨との通貨ペアでFX取引を行うことができる点でレバレッジ取引と異なる。利用可能な注文方法もレバレッジ取引よりも多い。
IFO注文やOCO注文、IFD注文などに対応している。注文単位は0.01BTCとレバレッジ取引よりも小さい。3種類のレバレッジコースを選択するという点やロスカットルールに関しては、レバレッジ取引と同じだ。日を跨いで建玉を持ち越した場合、建玉管理料はかからないが、スワップという名目で建玉評価額の0.035パーセントの金額を徴収される。
いずれの取引もMT4という取引専用ツールを使用することができる。BitPointの公式サイトからダウンロードしてパソコンにインストールして使うツールだ。
デモ取引にも対応
デモ口座を取得して、本物の口座と同じ操作方法で取引の練習を行えるサービスも用意されている。初心者の人はデモ取引である程度使い方を覚えてから、実際に取引を始めるといいだろう。
デモ取引は1ヶ月続けられるようになっている。もっとじっくりとデモ取引をやりたい場合には、期間が切れてから再びデモ口座を取得することも可能だ。ただし、期限が切れたデモ口座の内容を引き継ぐことはできない。
MT4でビットコイン取引ができる
MT4はかなり多機能な取引ツールで、自動売買プログラムを自分で作ることも可能だ。ある程度取引に慣れている人なら、24時間ずっと起動させたままにしておいて自動で取引するのもいいだろう。
また、AndroidやiOSに対応したアプリもあり、スマートフォンやタブレット端末を使って外出先でも取引を行える。ただし、AndroidとiOSのアプリでは自動売買プログラムには対応していない。
BitPointで行っている仮想通貨関連の取り組み
BitPointでは他社と提携して、仮想通貨をより便利に利用できるようにするための取り組みを行っている。そのうちの1つとして、注目すべきは格安航空会社のPeachとの提携だろう。
改正資金決済法において、仮想通貨による決済が法的に認められるものになったことを踏まえて、Peachの航空券を購入する際に、ビットコインでの決済サービスを導入する。さらに宿泊施設や飲食店、土産物販売店などを対象に、ビットコインでの決済を広めていく方針だ。
さらに、Peachと共同して仮想通貨ATMの設置も予定している。仮想通貨ATMというのは、ビットコインを現実通貨に両替して引き出すことのできるATMだ。仮想通貨ATMが普及すれば、海外で現地通貨が必要なときに役立つだろう。
この他に、BitPointはエボラブルアジアと提携して、ビットコインの両替サービスを展開する予定だ。主に日本国内のホテルや旅館などの宿泊施設において、外国人がビットコインを円に両替できるようにするのが狙いである。
宿泊代金もビットコインで決済できる仕組みを構築することで、外国人が日本に旅行に来やすい環境になることが期待される。
株主優待としてビットコインを配布
BitPointの親会社であるリミックスポイントでは、ビットコインの配布を株主優待として行っている。株主優待の制度を導入している企業は多いが、仮想通貨取引所を運営する会社らしいユニークな取り組みだ。
リミックスポイントの単元株数は100株だが、保有株数100株ごとに10円相当のビットコインがもらえる。総配布額は約400万円分になるという。
また、BitPointの総合口座を持っていなければならない。権利確定日時点で口座が未開設でも、7月末までに口座開設の申し込みを済ませれば、配布対象になる。
優待利回りはあまり高い方ではないが、これをきっかけにビットコインなどの仮想通貨に興味を持つ人も出てくるだろう。
配布されるのは既に株式投資を行っている人たちであるため、仮想通貨取引もそれほど抵抗なく始められる人も多い。こうしたことをきっかけに、仮想通貨取引がどんどん広がっていくと期待できる。