ブロックチェーンスマホ「EXODUS1」とカイバーネットワーク(Kyber Network)が統合!

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ブロックチェーンスマホ「EXODUS1」とカイバーネットワーク(Kyber Network)が統合!

ブロックチェーンテクノロジーを活用したスマートフォンエクソダス1(EXODUS1)にカイバーネットワーク(Kyber Network)の統合が発表された。Kyber Networkの流動性プロトコルにより、ユーザーが暗号通貨を簡単に交換できるようになる。

ブロックチェーンフォンになぜKyber Networkのプロトコルが必要なのだろうか。また、将来的にどのように使われるかを考えていきたいと思う。

KyberNetworkトップ
出典:Kyber Network

ブロックチェーンフォンEXODUS1とは!?

EXODUS1とは、エイチティーシー(HTC)が開発を進める次世代スマートフォンである。スマートフォンにブロックチェーン技術が取り入れられていることからブロックチェーンフォンと呼ばれる。2018年10月23日にEXODUS1の予約が開始された。

購入には暗号通貨(BTCまたはETH)での支払いか、米ドルが必要となっている。サイトで確認できる値段として699ドル(約7万6,890円)となっているが、残念ながら、今のところは日本での購入は不可能となっている。

これはWeb3.0に視点を置いたスマートフォンと言えるだろう。現在のWeb2.0では、個人データは企業によって管理、所有されていたが、Web3.0では、ユーザー自身が自分のデータを所有できるようになる。Web3.0の最初のモバイルデバイスとして、EXODUS1は機能する。ユーザーの秘密鍵、機密データを保護し、分散型アプリケーション(DApps)のようなサードパーティからのコードを実行できる環境となっている。

また、マルウェアやフィッシングサイトから資産やデータを保護でき、ビットコイン(BTC)やライトコイン(LTC)、イーサリアム(ETH)などの暗号通貨も保護してくれる。さらに、ソーシャルキーのリカバリー機能も搭載され、キーを失う必要もなくなる。

スマートフォンにおける個人データの扱いとセキュリティが向上し、暗号通貨を扱うためのウォレット機能を備えた次世代スマートフォンと言えるだろう。

ZIONウォレットイメージ
出典:HTC EXODUS

今回、EXODUS1に搭載される暗号通貨ウォレットであるザイオンヴォールト(ZION VAULT)にKyber Networkのプロトコルが統合される。キーチェーンの所有権を維持しながら、暗号通貨トランザクションの実行、暗号通貨の表示と管理を可能にする。

そして、Kyber Networkの統合により、EXODUS1ユーザーは直接ERC20トークンを交換することが可能となる。ユーザーがサードパーティの取引所に移動する必要がなく、暗号通貨の交換が可能となる。Kyber Networkのプロトコルは、エコシステム内での価値交換をシームレスかつインスタントに行うことを可能にする。このプロトコルは、任意のアプリケーションに統合可能なものとなっている。

これにより、どんな未来を想像できるか

Web3.0の世界で暗号通貨がどう機能するかを考えると、ブロックチェーン技術により、データに価値が生まれることとなるだろう。今日どれくらい歩いたか、どういう情報を好んで見ているか、どんな買い物をするのかなど、自分を生成するすべてのものがデータである。

これらのデータは、現在アプリケーションを介して企業に収集されており、そのデータをもとに、新たなサービスが生まれている。人工知能などもデータの集まりだろう。データが個人で管理されることとなれば、データ自体に価値が生まれ、データマーケットで売買することが可能となる。データの価値はブロックチェーンにより唯一無二のトークンで保証される。

また、分散型アプリケーション(DApps)の分野が大きく成長することで、トークンは増え続けるだろう。

EXODUS イメージ
出典:HTC EXODUS

そんなWeb3.0において、暗号通貨やトークンをシームレスに交換できることは重要だ。今保有しているトークンを活用し、他のアプリケーション内で必要なトークンへ一瞬で交換できることがアプリケーションの境界線をなくすことにつながる。アプリケーション固有のトークン(ポイントなど)ではなく、間接的に他のアプリケーションでも利用できるトークンとなるだろう。

現在では、サービスを提供する企業の枠を超えてポイントを利用することはできないが、ブロックチェーン技術の発展により、今では考えられないような価値の流動性を生むことになるのではないだろうか。

そのためのデバイスとしてブロックチェーンフォンは機能していくのかもしれない。ただ、スマートフォンの紛失があることから、その面も考慮する必要がありそうだ。

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参照
HTC EXODUS
Kyber Network