投資をしていると、今は売りなのか、買いなのか?迷うことがあると思います。今回は、私も市場動向の分析に利用している、キプロスのCFD専門取引業者「eToro(イートロ)」を紹介します。
eToroとは?
eToroはキプロスでライセンスを取り、現在はアメリカ、オーストラリア、イギリス、中国、ロシアに事務所がある世界最大級のソーシャルトレードをサポートする会社です。2018年3月4日現在、世界中でeToroに口座を持つ人は241,079,771人いるようです。
個人的には、かれこれ9年前からFXや株価CFDなどのトレードにeToroを活用しています。2017年からはeToroで仮想通貨の銘柄も取り扱うようになりました。
以前は日本人も取引が出来たのですが、金融庁による海外FX/CFD業者の取引規制により、今はソーシャルデータを参考にするのみ有効です。(スマホアプリもあります)
<日本人が使えるもの>
・eToroソーシャルプラットフォーム(だれでも参加できるSNSサイト。ただ、2年くらい前から日本語対応がなくなりました。)
<日本人が使えないもの>
・コピートレード(優秀なトレーダーの取引をそのままコピーして運用する)
・CFD直接取引
eToroの仮想通貨のマーケットアナリストの見解は意外とニュースにもなっているので、ぜひチェックしてみてください。
それでは誰でも使えるソーシャルプラットフォームを紹介します。登録にはFacebookやTwitterアカウントでも可能です。
eToroの使い方
ここからは「eToro(イートロ)」の使い方をご紹介します。
ログイン後の画面
ログイン後、自分のアバターを作ることが出来ます。(作らないと図のような自分の国旗と、バッファローのような角が生えたアイコンになります。)
マイウォッチリスト
銘柄はFX、株価、コモディティなどありとあらゆる市場のものがそろっています。そこから自分の必要なものだけをジャンル関係なく、リストを作ることが出来ます。私の場合、為替や米株にも投資しているのでウォッチリスト銘柄が多種多様です。
<ポイント>
- SELL(売り)
- BUY(買い)
- SENTIMENT(市場心理)
世界中のeToroユーザーのリアルタイム取引が見られます。特にSENTIMENTは「売りが多いか?買いが多いか?」がわかるので、かなり参考になると思います。
仮想通貨リスト
TradeMarketから仮想通貨の銘柄を見ると、現在9銘柄がリストアップされています。SENTIMENTを見ると他の市場よりも「買い」の割合が多いですね。
ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・ビットコインキャッシュ(BCH)・リップル(XRP)・ダッシュ(DASH)・ライトコイン(LTC)・イーサリアムクラッシック(ETC)・ステラ(XLM)
(ステラとダッシュがなぜリストに?海外では人気のある銘柄なのかもしれませんね。)
<ポイント>
- 仮想通貨銘柄は土日も動いていますので、つねに取引されているのがわかります。
- CFD銘柄(差金決済取引)なので「売り」からも取引可能。現物取引の動きとはやや異なります。
- ドルベースで表示
ビットコイン(BTC)を選択
銘柄リストから「ビットコイン」を選択してみます。
手順:Market→crypto(=仮想通貨市場)→「BTC」→Feed
【Feed】
リアルタイムにビットコイン(BTC)に関する、ソーシャルな意見がアップされ、ビットコイン(BTC)の概要なども知ることが出来ます。
【Stats】
Stats(統計)ではビットコインに関するデータを開示。
- 前回終値:11220.01ドル
- 1日のレンジ幅:11204.29~11380.69ドル
- 52週のレンジ幅:938.95~20155.52ドル
- 年間リターン率:786.61%
他の市場の銘柄ではありえないリターン率を、仮想通貨銘柄が叩き出していることが分かります。
【Chart】
Chartを選択した後、右上の拡大を押すと、様々な分析が出来るプラットフォームが表示されます。ここにテクニカル分析のアイディアを書いて、そのままソーシャルサイトにツイートすることも可能。
現在のビットコイン価格に「フィボナッチリトレースメント」を引いてみたところ、現在価格がちょうど38.2%ラインに到達。ここをしっかり上抜けたら、次は半値(50%)ラインの13000ドルが重要ポイントです。
まとめ
仮想通貨の取引には、投資情報が少なく相場動向の要因もわかりにくいため、世界中のトレーダーが活用しているeToroの取引データを「リアルタイム」に見ることで、今が売りなのか、買いなのか?の参考指標になると思います。
参考:eToro