Facebookがブロックチェーンに本腰?元アップルのエンジニアがブロックチェーン担当へ

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Facebookがブロックチェーンに本腰?元アップルのエンジニアがブロックチェーン担当へ

GoogleやAmazonなどの大企業でも既に実証実験や研究、パートナーシップ等が行われているブロックチェーンですが、Facebookでは最近、ブロックチェーンを研究する部門に元アップルのベテランエンジニアが抜擢されたことが分かりました

この記事では今年に入ってからのFacebook社の動きを振り返りつつ、どのような方向性に向かっているのかを探ってみます。

Facebookでブロックチェーンの研究率いる人物とは

新しくブロックチェーンの研究を行う部門のトップに就いたのはエバン・チェン氏(Evan Cheng)で、役職はエンジニアリングディレクター、ブロックチェーンとなっています。

チェン氏の経歴を見てみるとこのポジションにつく前はプログラミング言語に関してエンジニアリングディレクターを務めており、Facebookで働き始めて3年目です。さらに、その前はAppleで2005年から2015年まで10年以上も働いていたベテランのエンジニアです。

さらにチェン氏はZilliqaやChainLinkといったブロックチェーン関連プロジェクトのアドバイザー欄にも名を連ねており、技術的な面からすでにブロックチェーンに関わっていることが分かります。

これまで、Facebookではメッセンジャーを担当しており、アメリカ大手取引所コインベースの取締役でもあるデイビッド・マーカス氏がブロックチェーン技術チームを率いていましたが、ここでさらにシニアなポジションのエンジニアがブロックチェーンの研究に抜擢されるという人員配置から、Facebookがさらに本腰を入れてブロックチェーンを活用する方向に動いていることがうかがえます。

広告についても禁止は緩和

また、今年に入ってからFacebookは仮想通貨に関する広告を禁止していました。当時は金融に関するものというくくりでやや広めの範囲で一旦禁止し詳細については検討を行うという方針が発表されていました。

その後6月26日に、事前に申請いて許可がおりたものについては仮想通貨関連の広告を許可する、ただしICOやバイナリーオプションについては引き続き禁、との発表があり、投機性が非常に高いものや射幸心をあおるようなタイプのものでなければ仮想通貨関連の広告も認める方向に向かい始めています。

関連:Facebookが条件付きで仮想通貨の広告を解禁?!新たなポリシーを発表

Facebookはどのようにブロックチェーンを取り入れるのか

2018年にマーク・ザッカーバーグ氏の新年の投稿の中で、中央集権化vs非中央集権について興味のあるトピックとして言及しており、仮想通貨が人々に力を取り戻す中央集権とは逆のトレンドがあり、メリットとデメリットを深く考えた上で自社サービスにどのように使えるか考えたいと述べています。

また、Facebook外部の識者によって、同社が仮想通貨のトークンを取り入れられたらどうなるのかといった考察がなされており、よいコンテンツをFacebookに投稿したらトークンがもらえる、株主にトークンが配られる、トークンを使ってFacebook広告の出稿ができるなどのモデルも予測されています。

また、5月にはFacebookが独自の仮想通貨発行の計画をしているという海外メディアによるスクープ報道もありました。

Facebookがどのような形でブロックチェーンを取り入れてくるのかはまだ分かりませんが、ブロックチェーン活用のトレンドにどう影響を与えるのか注目しています。