ビットコイン(BTC)採掘量の3分の2は米中4社が購入、企業戦略の一環

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米国の3社と中国の1社合せて4社が過去6カ月間に、マイニングされたビットコイン(BTC)全量の66%を買い占めていたことが分かりました。

米国のビジネス分析ソフトのマイクロストラテジー(MicroStrategy)、カード決済企業のスクエア(Square)、電気自動車メーカーのテスラ(Tesla)と中国・香港の写真編集アプリ企業メイツ(Meitu)の4社です。これら4社がビットコインを購入している背景を探ってみましょう。

4社合わせて価総額73億ドルのビットコイン(BTC)購入

これら4社は、合わせて時価総額約73億ドル(約8000億円)相当のビットコインを購入しています。マイクロストラテジーは昨年8月から今日までに、90,000BTC(約50億ドル相当)を所有、テスラは39,473BTC(約21億ドル)、スクエアは3,318BTC(約1億8,400万ドル)、そしてメイツは330BTC(約1,800万ドル)を購入しました。

購入されたビットコインを合計すると、133,121BTCに達しますが、さらに世界的に多くの企業が、買い増しする動きがあります。現にメイツは3月17日になってさらに、380BTC(約2160万ドル)を追加購入したと発表、またノルウェーのエンジニアリング大手アケル(Aker)は今年初め、6,000万ドルを投資してビットコインを買い集めています。

4社のBTC購入量は6カ月のマイニング量の66%相当

ちなみに採掘されるビットコインは、マイナー(採掘者)が「報酬」として受け取ります。取引データはトランザクションと呼ばれ、それぞれのトランザクションはまとめて「ブロック(block)」と呼ばれており、ブロックごとに6.25BTCが報酬として支払われます。現時点で1日当たり約144ブロックが生成されており、その結果900BTCが生成されています。

上記のような手続きの結果、現時点では月間で約27,000BTC余りが採掘されていることになります。4社がBTCの購入を開始した昨年8月以来、20万BTCが採掘されていますので、4社は約66%のBTCを受け取っていた計算になります。

ビットコイン(BTC)購入は企業戦略の一部と顧客の利益追求が目的

マイクロストラテジー最高経営責任者(CEO)のマイケル・J・セイラ―(Michael J Saylor)氏は、「当社は企業分析ソフトウエアビジネスとビットコインを保有するという2つの企業戦略に注力している。当社は、ビットコインが信頼できる価値の保存として有用であるとの考え方を再確認して、引き続き余剰現金によってビットコインを取得し、追加購入する目的で債務証券(社債など)もしくは持分証券(株式など)を発行する」と語っています。

同社のフォン・レ(Phong Le)社長兼最高財務責任者(CFO)は「当社は企業向け分析ソフトウエアの顧客、そして利益の大きいインテリジェンス企業の運営目標に奉仕している。当社のビットコイン所有と関連する活動を含むビットコイン戦略は、ソフトウエアビジネスを補完するものであり、当社ブランドの認知度を高め、新たな顧客を確保する機会を提供するものである」と強調しています。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

参考
Four tech firms have bought 66% of all Bitcoin mined since August
MicroStrategy Acquires Additional 19,452 Bitcoins for $1.026 Billion

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長瀬雄壱
フリージャーナリスト、大手マスコミのOB記者。在職中は社会部、科学部、外信部で記者活動を行なう。特に外信部では、10年余り海外特派員(3カ国)を務め、国際関係、政治、経済、社会、戦争取材など、あらゆる分野で記者活動を続けた。翻訳業務経歴は約50年あり、今でも海外ニュースを深くモニターしている。