こんにちは、セブンバニーズ株式会社の古酒です。

仮想通貨関連の記事執筆依頼を頂きましたので、今日は最近のマイニング事情についてお話ししたいと思います。

まずは簡単な自己紹介から。

当社は2015年1月より仮想通貨のマイニングや取引所のAPIを使った自動売買などを行っているのですが、これまで表立った活動はしてこなかったためご存知のない方がほとんどかと思います。

最近は、事業として行ってきた自動売買に関する知見を勉強会などでほんの少しだけ発表したり、EthereumやZcashをマイニングするリグ(マイニングに特化したPC)を作って運用したりしてました。

【過去にスピーカーとして登壇した勉強会】
ビットコインとか勉強会#3
ビットコインとか勉強会#8
ビットコインとか勉強会#8(YouTube)

記事の執筆は不慣れなため、読みにくい部分もあるかと思いますが宜しくお願いします。

マイニング事情その1:オルトコイン相場の急騰

オルトコインとは、一般的にビットコイン以外の仮想通貨を指しますが(Alternative Coinの意)、これの値段がここ数ヶ月で急激に上昇しました。

その要因として言われているのは、日本国内に限れば今年4月に施行された法律、改正資金決済法(通称:仮想通貨法)だったり、Webや雑誌、テレビなど多くのメディアが仮想通貨を特集したりするなど、これまで仮想通貨に触れてこなかったユーザ層への認知が広がり、ここからの資本流入があったと言われています。

仮想通貨界隈の個人や事業者が継続的に啓蒙活動を行ってきた結果として、今年に入ってから急に新規参加者が増え、彼ら彼女らがビットコインやオルトコインを幅広く買い上げた、ということです。

価格高騰に伴ってマイニングの利益率も大幅に上昇しました。

ざっくり言うと、電気代1000円に対して3000円分の仮想通貨がマイニングできるような状況になっています。(2017年6月時点)

マイニング事情その2:GPUが市場から消えた

マイニングの利益率が上昇すると、マイニングしている個人や事業者がもっと儲けようとするので、マイニングに使われるGPUを買い増す流れが起こりました。

GPUはGraphics Processing Unitの略で、PCゲームをやる方には馴染みのある機器だったりしますが、オルトコインの大部分はこのGPUを使ってマイニングを行います。

(ちなみに、ビットコインはASIC(エーシック)と呼ばれる専用の機器をマイニングに利用します。)

GPUにも色々と種類があるのですが、マイニングに有利とされる機種から姿を消していきました。

Amazonなどのインターネット通販サイトでも軒並み入荷待ちの状況になっています。

このようにアマゾンでもGPUが売り切れになっている

海外は日本国内よりも電気代が安い地域が多く、大規模なマイニングを行う施設はだいたい海外にあります。

ここの事業者たちもGPUを大量に買っているのでしばらくはGPUの品薄状態が続くと推測されます。

マイニング事情その3:マイニング専用GPUの登場!?

全国的なGPUの品薄状態をみて、GPUを製造するメーカーもこれを商機とみたのか、映像出力用の端子を絞ったマイニングへの利用を前提としたGPUが発売されるようです。

筆者が実際にGPUの国内大手販売代理店に問い合わせたところ、全国的なGPUの品薄状態は1〜2ヶ月は続く見込みで、マイニング専用GPUについては海外で販売されている事実は確認しているが、日本国内にアロケーション(配分)されるかどうかは時期や数量ともに不明との回答でした。

現在は品薄状態が続いているためGPUの価格も上昇傾向にありますが、このような機器が市場に出回るとマイニング専用GPUへの買い替えがおこり、一般的なGPUが大量に中古市場に出回ることが予想されるため、価格については次第に落ち着いてくると思います。

マイニングをする上で損益の分岐点は非常に重要なので、GPUがいくらならお買い得なのか、という部分については自論を持っておいたほうが良いでしょう。

当社の場合はGPUの機種別、マイニングする通貨別にその費用対効果を網羅的に測定しており、収益率の最大化のための調整を行っています。

仮想通貨マイニング事情まとめ

最近のマイニング事情をまとめると、仮想通貨相場高騰→マイニングの利益率が上昇→マイニング目的でGPUを買い占め→GPUが品薄に→マイニング専用GPUの登場

といったところでしょうか?

儲かっているとついつい設備投資をしてしまいたくなるのが人情ですが、過度な設備投資は控え(ロマンを感じている方はご自由に)、GPUの在庫が復活するまでは用意した資金で対象通貨を取引所で先に買っておくのも良い案だと思います。

それではごきげんよう。