Google共同創設者、イーサリアム(ETH)マイナーであることをブロックチェーンサミットで明らかに

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Google共同創設者、自信がイーサリアム(ETH)マイナーであることをブロックチェーンサミットで明らかに

Googleの共同創設者セルゲイ氏がイーサリアム(ETH)を称賛

Googleの親会社であるAlphabet Inc.代表のセルゲイ・ブリン(Sergey Brin)氏が、モロッコにあるKasbah Tamadotホテルで開催中のブロックチェーンサミットのパネル討論会に登壇した。このパネル討論会の最後、彼は聴衆に対して、10歳の彼の息子とともに、イーサリアムのマイニングを行っていることを明らかにしたのである。

セルゲイ氏自身は仮想通貨の熱狂的な支持者として知られるが、一方でGoogleは仮想通貨関連広告に関して禁止の方針を明確に打ち出しているため、この発言は注目を集めた。

セルゲイ氏はまた、イーサリアムに搭載されている“ゼロ知識証明”という技術に関して、「本当に度肝を抜かれました」と称賛の言葉を口にしている。ゼロ知識証明は暗号学の原理に端を発している。何らかの命題をその証明に足りうる知識なしで、真であることを証明する原理のことを指す。

仮想通貨の分野でこれをテクノロジーに応用したのが、匿名通貨として広く知られるZcash(ジーキャッシュ)だ。Zcashはゼロ知識証明を導入することによって、ユーザーはパブリックネットワークであっても、あらゆる個人的な情報を明らかにすることなく、通貨の取引を可能にした。

ブロックチェーンサミット登壇者の発言

モロッコで行われた討論会にはセルゲイ氏のほか、仮想通貨のスケーラビリティ問題解決の方法として知られる技術「ライトニングネットワーク」を手掛ける、Lightning labの創業者であり、現CEOのエリザベス・スターク(Elizabeth Stark)氏とMitメディアラボのデジタル通貨戦略局(Digital Currency initiative)のディレクターを務める、ネハ・ナルラ(Neha Narula)氏も登壇した。

ここでエリザベス氏は、ライトニングネットワークと中央集権的な仮想通貨取引所のセキュリティ問題に関して以下のように発言した。

「ライトニングはブロックチェーンのセキュリティをもとにした大規模な取引を可能にします。このソリューションはとてもパワフルです。私は、我々が築き上げようとしているもののポテンシャルとそれがもたらす未来に、これまでにないほど興奮しています。私たちは現在、これを世界に届けるためのコア技術を構築しているところです。」

「イーサリアムはコンピューティングブームの中心」とセルゲイ氏

仮想通貨関連メディアCCNが2018年5月3日に報道したところによれば、セルゲイ氏は5月に発表した投資家向けの書簡の中で、イーサリアムは昨今の「テクノロジーのルネッサンス」を促進している、「コンピューティングブーム」とも言える流れの中で中心的な役割を果たしている、と確信していることを表明した。

彼は書簡の中でこう語っている。
「このコンピューティングブームの中でいくつかのファクターが重要な働きをしています。一つは間違いなく『ムーアの法則』がうまくいっていること、そしてもう一つの要因がコンピューティング(データ処理、情報処理)の需要拡大です。これはゲーミング分野での大幅なグラフィック向上、また驚くべきことにGPUと親和性の高い、Proof of Workというイーサリアムのような仮想通貨分野と関わりのある、アルゴリズムの発見に端を発しています。」

その他大手テクノロジー企業の動き

依然としてGoogleは仮想通貨関連広告禁止の姿勢を崩していない。一方で、いくつかの大手テクノロジー企業は態度を軟化させ、ブロックチェーン技術を利用した有効なユースケースを模索中だ。

Facebookは2018年7月7日、仮想通貨関連のエンジニアリング部門で新たなディレクターを任命したことを発表した。加えてFacebookはこれまでの仮想通貨関連広告禁止の方針を転換し、条件つきではあるが認める方針を打ち出した。

またAmazon、IBM、Microsoftは企業向けのブロックチェーンソリューションの提供を行うとともに、ブロックチェーン技術をもとにした、アプリケーションの特許を出願している。

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参考
CCN(1)
CCN(2)