今週もじり安の展開です。
仮想通貨市場は金融庁から業務改善命令がかなりジャブが効いている段階です。
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世界からは事実上、日本は仮想通貨市場に締め付けを行ったという判断を下したのでしょう。
この影響が強くBTCは75万円台から65万円前後に。反発力も乏しく、一気に仕掛けてくるプレイヤーもいなさそうです。その証拠に出来高もついてこなければ、短期的に大きな陽線を作りません。
この下落トレンドは売られ方がひどく、投げ売りのような格好がところどころ散見されます。
まず反発に市場が向かうには、レンジ相場が必要です。
65万円~75万円などの多少の反発も入ったレンジ相場がほしいところですが、現在はそのような雰囲気がありません。
短期的なショート戦略のほうが分がありそうです。
ビットコイン(BTC)チャート分析
出典:DMM Bitcoin
BTC日足FXです。
海外の取引所では6000ドルを割り込み始めており、非常に雰囲気が悪いです。
次の節目である5500ドルがサポートとなると思いますので、日本円価格で61万円近辺でしょうか?
60万円まで一気に破るには悪材料が出ない限りないとは思われます。
捕まっているポジションは非常に多いはずです。上がったところは売られる展開が続くでしょう。
100万円からの下落トレンドの多くは押し目買いが入ったはずです。それらのポジションが全て含み損ということにもなりますので、70万円近辺にまで回復する機会があれば保有ポジションを軽くする必要があるでしょう。
ただ、RCI的には底が入りそうな形となっており、一時的に反発が期待できそうです。
RCI9が上向きに推移をし、プラス圏に浮上することを期待しましょう。
RCI9が上昇傾向にあってもローソク足がいまいち上昇しない場合は、反発失敗に終わる恐れがありますので、その際は潔く損切りといく予定です。
イーサリアム(ETH)チャート分析
出典:DMM Bitcoin
変わって、イーサリアム分析です。
前回の上昇は下落トレンドから失敗しておりまして、下落相場継続となっております。
RCIも3重底となっており、反発するには、大きな陽線が必要です。一度上がったとしても、最初の上昇は売りが出るでしょうから、押し目のタイミングがありそうです。上昇のシナリオを組むならばチャート上に記載をした矢印のような展開です。
下落トレンドラインを再度抜けてきて、一旦押すものの反発し、高値を超えていくイメージです。
ダブルボトムのような値動きを考えております。
BTC/JPYよりもチャート形状が悪いです。
ETHベースでの新規のICO熱が冷めてきており、定期的な実需の買いが入らないのかもしれません。
良くてレンジ相場、悪くて現在の相場継続だと考えております。
日米の法規制が着々と整いつつありますが、新規のフローが入るには、全て整備しきったあとからでしょう。新規の買いはせず、損切りを中心に、できたら短期的な戻り売りをされると良いように思えます。
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