今週は非常に小動きの展開が続きます。
ビットコイン(BTC)は74万円前後で膠着(行き詰まり)状態が続きます。
本日こそ、少し動きはありましたが、仮想通貨市場全体的に値を下げております。期待の買いが続かず、短期的に嫌気をさした投資家が一度売っているような値動きです。
仮想通貨界隈の気になる最近のトピック
SEC(米国証券取引委員会)のビットコインETF上場の是非を問う意見の再募集期限は11月5日に少し先延ばしとなったようです。(※ただし、8月も9月も似たようなことがあった。今回の当初の期限は10月26日)
SECは流動性の懸念を示しており、価格操作がしやすいものに対しては非常にシビアな対応を取っています。現に今のビットコイン(BTC)の時価総額では価格が小さすぎて確かに価格操作は容易にしやすい状態です。
こういった観点から見ると、正直まだまだ先のことかな、と考えてしまいます。ニューヨークの仮想通貨取引所オープン待ちといったところでしょうか。
それでは本日もビットコイン(BTC)分析をご紹介します。
ビットコイン円(BTC/JPY)日足チャート分析
出典:GMOコイン
ビットコイン(BTC)の日足チャートです。ボリンジャーバンドがスクイーズ(収縮中)しておりまして、次のエクスパンション(拡大)では大きなトレンドを発生させやすい形状となっております。
上方向か下方向かはわからないのですが、ブレイクアウトが成立しやすいテクニカル条件になってきておりますので、下方向の場合は注意が必要でしょう。
トレンドラインでは一度は買いが入りやすいでしょうが、そこからさらに下押しした場合は1BTC=70万円まで一度試す展開となるかもしれません。
RCI26(緑)とRCI52(ピンク)も下向きになってしまっており、オシレーター的にも都合が悪いです。特にRCI26(緑)が0.0を割り込み、マイナス圏に突入するとそのトレンドが加速しやすい傾向がありますので注意しておくべきでしょう。
こういったテクニカル形状を考慮した上で週後半のトレード戦略を立てるとしたら、目先買いで望むなら72万円前後のトレンドラインからの買いで引き付けてのエントリーとなりそうです。ただし、70万円割れは損切りを置いておくべきではないでしょうか。
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ビットコインキャッシュ(BCH)はサポートラインぎりぎり?
出典:GMOコイン
ビットコインキャッシュ(BCH)分析に移ります。
BCH/JPYの日足チャートです。現在、サポートラインが56,000円付近に引くことができるのですが、かなり重要なサポートラインぎりぎりで推移をしております。
数日前から何度か買いが入って少し反発する値動きを見せているものの、上がりきれずに下がってきております。ここを割り込むと短期のストップロスを巻き込みやすいポイントですので、10%近く急落があるかもしれません。
反発にかけるなら絶好の買い場なのですが、何度もチャンスが来ているので買い方の注文は消化しきっている可能性のほうが高いのではないでしょうか。
どちらかというと50,000~52,000円近辺から押し目買いを待つと良さそうです。
ビットコイン(BTC)もですが、少し市場全体が下押ししそうです。少し引き付けて短期的な売買戦略で望む期間となりそうですね。
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