今週からビットコイン(BTC)が崩れました。
韓国のBithumb(ビッサム)の新規口座開設を中止の発表も手伝ったのでしょうが、ただそこまで悲観する内容のようには思えません。細かいポジティブニュースも増えてきてますし、戻りの浅さから考えると何かしらイマイチよくないネガティブサプライズが隠れているように思えます。
85~86万円に回復できないと、しばらく75~85万円のレンジ相場に逆戻りとなりそうです。
※アルトドレイン=アルトコインが売られ、その売られた資金でビットコインが買われること
ビットコイン(BTC)円日足チャート分析
ビットコイン(BTC)円FXの日足チャートです。フィボナッチリトレースメントを引いてみました。
ちょうど、61.8%戻しのラインには、サポートラインが引ける75万円前後で条件が重なるポイントがあります。ここを“クラスターポイント”と呼びます。
このあたりまで下値の目処を模索しておいたほうがよさそうです。折角の上昇の地合いになっていたのですが、90万円を割り込んでから失速の勢いがいきなり色濃くなりました。
サポートラインは80万円と78万円台に引けますので、まずはここで反発できるか注目です。
78万円台はフィボナッチでいう、半値戻しの局面です。
フィボナッチはかなりの局面でワークしますので、78〜80万円のポイントでもしっかりと見ておくべきでしょう。
また注意なのが、オシレーターのRCI26が天井圏から下方向に向かい始めました。
これもテクニカル的には良くない兆候です。少し値固めの時間が必要になりそうです。下げ止まってもみ合うポイントを見つけて買いエントリーすると良いかもしれません。
その目処は80万円前後と75万円だと考えています。
アルトコインは弱すぎる…イーサリアム(ETH)/ビットコイン(BTC)日足チャート
イーサリアム(ETH)/ビットコイン(BTC)-FXチャートの日足です。下落トレンドが長らく続いております。
今年の1月頃は0.12近辺をつけていたのですが、50%の下落となっております。一時期、BTCの時価総額の背後まで上り詰めたETHですが、そこから価格差をつけられてしまいました。
現在の時価総額比率はETHの3倍以上あるのがBTCです。その他、アルトコインはBTCと比較してETH以上に下落しているものが大半です。やはり本当の信用力での差はまだまだ大きいのでしょう。
今月中旬には、米国の証券取引委員会(SEC)からビットコインETFやビットコインETF先物の承認判断がくだされます。来月もあるのですが、今月最も注目されているのがCBOEが申請しているビットコインETFです。
市場予想では早くて9月という見方が増えておりまして、8月はちょっと厳しいという見方が大勢です。いずれにしてもビットコインETF期待が高まって、今回はBTC相場が上昇したきっかけでしたのでこれを後押しする材料が出れば買い、否定される材料では売りとなると思います。
来週から夏休み相場に入っていきますが、昨年もお構いなしに動いていた仮想通貨市場です。上記の類のニュースにはしっかりとチェックをしておきましょう。
関連
・去年の今頃の相場はどうだったっけ?ビットコイン投資週末戦略(2017/8/4)
・CBOEがビットコインETFを申請、アメリカの暗号通貨への取り組みの足場固めが堅調に進む
・米証券取引委員会(SEC)はビットコインETFに慎重な姿勢、Direxion社の審査延期を発表