10月1日~2日、米国にてRipple社主催のカンファレンス「SWELL 2018」が開催されました。
期待を大きくされていただけに、それをさらに上回るサプライズは出なかった模様です。リップル(XRP)の価格は開催日前日には70円前後まで上値を伸ばしましたが、その後下落しています。
こういった現象をトレード用語で「セル・ザ・ファクト」または「材料出し尽くし」といいます。
例えばある企業の株価が期待通り上昇し、そのイベント通過後から売りが出やすい傾向があります。今回のその現象をXRPに当てはめて分析してみましょう。
リップル円(XRP/JPY)日足チャート分析
出典:GMOコイン
執筆現在、1XRP=57円前後で推移。ここからもう1段安あるのではないかと考えております。
日足はダブルトップの形状を形成中でして、RCI26(緑)も下方向に向いてきました。RCI52(ピンク)が下方向に向いてくるころになると、さらに上値が重くなってきます。
サポートラインの50円前後の攻防には注目でしょう。またRCI9(青)も猫ミミのようなダブルトップを形成した場合は下落しやすいので注意が必要です。
またボリンジャーバンドで分析をしてみると、ボリンジャーバンドは大きなトレンド形成後、反転した際に±1σ以内のゾーンに入ってくると比較的早く中心線に到達しやすい癖があります。
このパターンを想定すると、現在の中心線は51~52円ぐらいです。
まず、ここまで下押しする可能性についても考慮しておく必要がありそうです。その後、揉み合いとなり、方向感がなくなるケースもありますので、日足ベースではこのパターンも想定をしておきましょう。
リップル円(XRP/JPY)4時間足チャート分析
出典:GMOコイン
時間軸を落としてみましょう。こちらは4時間足です。
こちらもRCIが全て下向きに推移を始めております。売りトレンドが強まっていく合図ですので、60円以上の買いで捕まっているポジションは一部損切りも入れて置いたほうが良いように思えます。
またボリンジャーバンドもエクスパンション(バンド幅が拡大するという意味)をはじめており、トレンド発生の可能性が高いです。
直近安値のサポートライン50円までは買いで入るプレイヤーは少ないように思えますので、短期的にショート戦略、中長期的には深い押し目待ち戦略が良いように思えます。
サポートラインは50円と40円付近で日足ベースで引くことができますので、この2つのポイントは買い場だと思いますし、40円まで下落する場合は絶好の買い場だと思います。
ボラティリティが高いコインですので、資金効率よく回してみてください。
買いポジションを損切りして1%下で買い直すことができるだけでも将来的な総資産は変わってきます。含み損はなるべく損切りし、再度下で買い直すスタンスが良いのではないでしょうか。
4時間足ベースで短期的な戻りの目処は59~60円ぐらいに引けるレジスタンスラインでしょうか?
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