大企業によるビットコイン(BTC)投資、アップル参入時の影響は?

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大企業によるビットコイン(BTC)投資、アップル参入時の影響は?

ビットコイン(BTC)価格は、大企業による投資が増えている結果、一般投資家の関心も高まって、あっという間にこれまで最高の2万ドル(2017年12月)超え、4万ドルを達成、今や5万ドルを目指す勢いです。それを支えるのは大企業であり、ビットコイン全量の約6%に当る500億ドル(約5兆2000億円)余りを保有。19の上場企業が55億ドル以上を保有しているとされています。

市場は今や、ビットコインに投資する次の大企業はどこか、アップル(Apple)か否かなどという推測が飛び交っています。

大企業によるビットコイン参入余地は十分ある

イーロン・マスク氏が率いるテスラは2月8日、15億ドルに相当するビットコインへの投資を発表しました。これがきっかけでビットコインの価格は高騰し一時500万円を超えました。暗号資産(仮想通貨)のウォレットアプリであるアブラ(Abra)の最高経営責任者(CEO)ビル・バルヒット(Bill Barhydt)氏は「当社の利益は今や、ビットコインに向けられている」と語ります。

テスラの投資額は大企業としてはそれほど高額ではありません。同社は4万3,053BTCを購入していますが、ビジネスインテリジェンス企業マイクロストラテジー(MicroStrategy)は、7万1,079BTCを保有しています。市場の異常なほどの反応はむしろ、次世代電気自動車開発の先駆企業までもビットコインに投資するというマーケット感覚の表れです。

ファンドストラット(Fundstrat)のストラテジストらは「このようなことが一夜にして起きるとは思わないが、企業の参入余地は十分あり、この傾向は続くと確信する」とコメントしています。

Facebook, Googleが年内に参入しても不思議ではない

マイクロストラテジーのマイケル・セイラ―(Michael Saylor)CEOやストラテジストのロス・スティーブンス(Ross Stevens)氏らは、「ビットコイン戦略と戦術」と題する企業投資家向けオンラインセミナーで、ビットコインはなお初期段階あり、成熟の域に達しておらず、その価格は右肩上がりのS字カーブを描くとの分析を披露しました。

フィンテック企業アライアンスブロック(AllianceBlock)の創業者であるアンバー・ガダー(Amber Ghaddar)氏は「FacebookやGoogleなど一部のテクノロジー大企業が、年内に(仮想通貨への投資など)何らかの発表があっても驚かない。しかし、従来の財務責任者にとっては、その道は遠いと思う」とコメントします。

アップルは近く仮想通貨に投資するとカナダ銀行は観測

カナダの投資銀行であるRBCキャピタルマーケッツ(RBC Captal Markets)は、アップル(Apple)が仮想通貨産業に参入することで、マーケットシェアを獲得できる可能性が高いとのレポートを発表しました。アナリストのミッチ・スティーブス(Mitch Steves)氏は、アップルがAppleウォレットに仮想通貨の売買機能を追加してすることで年間400億ドルを超える収益を上げる可能性があると主張しています。

RBCは、アップルがバランスシートにビットコインなどのデジタル通貨を加えることは、同社の仮想通貨取引所により多くのユーザーを送り込むことにつながるとしています。

参考
Is Apple Next to Buy Bitcoin? One Bank Recommends Converting Apple Wallet into a Crypto Exchange

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長瀬雄壱
フリージャーナリスト、大手マスコミのOB記者。在職中は社会部、科学部、外信部で記者活動を行なう。特に外信部では、10年余り海外特派員(3カ国)を務め、国際関係、政治、経済、社会、戦争取材など、あらゆる分野で記者活動を続けた。翻訳業務経歴は約50年あり、今でも海外ニュースを深くモニターしている。