Segwit2xの行方が分からない中、ビットコインのコア開発者であるEric Lombrozo氏が、面白いアンケートをとっていました。

ビットコインの最も重要視している機能はなにか?というアンケートです。

具体的には、

・送金にかかる時間が短いこと
・送金手数料が安いこと
・共謀されにくい設計(非中央集権制を追求すること)

の3つで、ビットコインにとって、最も重要なバリューはなんだと思うかという問いです。

結果は送金の速さが5%、手数料の安さが6%、共謀されにくい設計が63%で残りは結果を見るに投票したという結果がでていました。

同じ質問を日本のユーザーからも聞いてみたいと思ったので、僕もTwitterで同様のアンケートを実施しました。

票数は、それぞれ1500票集まったので、そこそこ母数のあるアンケートになったといえるので、参考程度にはなるといえるでしょう。

海外と日本でとったアンケートでは、結果それぞれが少しだけ違っています。

また、「結果だけみたい」を投票した人が多いのが、日本ユーザーという特長もあり、恐らくよく分からないからこちらの投票をしているのだろうと推察します。

ビットコインにとって重要なこととは

さて、筆者個人の意見では、共謀されにくい設計(非中央集権制を追求すること)という点が、ビットコインの最も大きなバリューだと考えています。

世界の誰にもそのネットワークを止めることが出来ず規制も出来ない高度な対検閲性、それがビットコインの価値です。

一方、「送金時間が短い」や「送金手数料が安い」というバリューも、それはそれであります。

しかし、誰にも共謀されないという唯一無二のバリューと比べたら、送金手数料などの優先順位は霞みます。

極論を言えば、ビットコインのトランザクション手数料が、1万円くらいになってしまっても、非中央集権制と対検閲性が優れていればビットコインは価値があるし、欲しがる人は世の中に山ほどいると思います。

スピードと安さは他のサービスが解決できる

手数料が安いコインは、他にもライトコインやビットコインキャッシュやByteballなどあります。

そもそも暗号通貨という文脈以外で、デジタルの決済の取引手数料は、ゼロに近くなっていくでしょう。

中国で利用されてるアリペイやWeChat Payは、既にそうなっています。

そして、トランザクション手数料をゼロにしてもビッグデータや与信などを蓄積するビジネスモデルが既に実証されています。

アリババの時価総額は、既にAmazonより高いことが、そのひとつの証拠ともいえます。

各社が送金の便利さを追い求めると、結果的にはデジタルの決済の手数料の安さ・早さにおいては、そちらのサービスのほうが優れるだろうと思われます。

しかし、もし、ビットコインが、非中央集権制を追求し続け、インターネット上のコモンプール財になれたらそれは、どれだけ手数料が高くても、唯一無二のアセットです。

ハードフォークの問題も原因は考え方の違いに

ビッグブロック派と、スモールブロック派の争点も、ここに帰属します。

ブロックサイズの拡大をすると、ユーザーのフルノードを将来的に放棄する必要に迫られ、マイナーへの依存は今より高まり、デジタルゴールドからは遠くなります。

そして、ビッグブロック派は、デジタルゴールドではなく、デジタルキャッシュを目指しているので、分かり合えないし、結果としてビットコインキャッシュが生まれました。

ビットコインがインターネット上のコモンプール財になれれば、未来は明るいと考えますが、Segwit2xの動向次第では、どうなるか分かりません。