ビットコインを買わずにXRPを購入する日本人、世界的に見て異質なその実態とは?

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ビットコインを買わずにXRPを購入する日本人、世界的に見て異質なその実態とは?

日本人は暗号資産投資に関してビットコイン(BTC)を好まず他の暗号資産、例えばビットコインキャッシュ(BCH)やXRPなどに傾倒して投資をするとよく指摘されることです。

この現象を表すデータとしては、一般社団法人日本暗号資産取引業協会(JVCEA)が提供している統計が有効です。なおJVCEAの統計データは以下のサイトで誰でも閲覧できます。日本の取引所全体にどれだけお金のフローが閲覧できるため、国内市場の盛り上がり方の観測などについて、参考になると思います。

参考:一般社団法人日本暗号資産取引業協会サイト:https://jvcea.or.jp/about/statistics/

ビットコイン(BTC)微減もXRPは激増

JVCEAの統計データによると、日本の取引所に顧客資産として預託されているビットコイン現物の残高はこの直近2年間全く伸びていないことが分かります。なお、それに対して日本の取引所に預託されているXRP残高は過去1年伸びています。過去1年の保有量の変化は、大まかに、BTCは微減、ETHは微増、XRPは激増でといったところです。

その一方で、アメリカのビットコイン投資信託グレイスケール(Grayscale)のビットコイン残高は直近1年で倍以上に増加しました。2020年の相場はアメリカ投資家が牽引している性質が強いと考えられています。

日本の自主規制団体が定期的に出している統計によると国内取引所に預託されてるビットコインは約15万BTC程度です。日本の取引所全てをあわせて、ビットコイン全供給量の1%以下です。一方でアメリカのグレイスケールは1社だけで全供給量の3%近くのビットコインを集めています。

調査不足か情報提供不足か

これらのデータからは明示的に日本人がなぜかビットコインを購入できず、他のコインを購入している数字的な実態がわかります。

日本の取引所全体とグレイスケールという現在最大のビットコイン投資信託を比較することは適切ではない部分もありますが、日本には同様の信託商品が存在せず多くのユーザーは取引所に預託しているだろうと想像の上で比較を行っています。

筆者が考えるに、きちんと調べたり勉強したうえで投資をするならこういった結果は起きにくいでしょう。ビットコインやイーサリアムは時価総額規模でも1位と2位であり、時価総額に連動して投資をするだけでも全然違う結果になります。少なくとも諸外国の投資家のポートフォリオはそうなっています。

こういった数字の要因は、投資をする際に十分な調査をしない日本人の特性なのか、それとも取引機会を提供する事業者が十分な情報を提供していないのか、あるいはそのどちらもが要因なのか可能性がありそうだと言えます。

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平野 淳也(HashHub CEO)
大学在学中に起業した服飾事業を2016年に譲渡。現在は貿易業、ビットコインなど暗号通貨投資、ベンチャー投資などを行っている。仮想通貨については投資、世界をどのように変えていくのか両面から考える。ツイッター@junbhiranoでも情報発信中。