今、ブロックチェーンテクノロジーが必要とされている
Blockchain(ブロックチェーン)テクノロジーの進展に伴い、様々なサードパーティーが開発され始めるようになった。ブロックチェーンテクノロジーは単なる金融システムではない。
現在の金融システムでは、特定の管理者介してお金を送金しているが、例えばBitcoin(ビットコイン)では、この特定の管理者に依存せず、直接相手にお金を送金することができる。この仕組みにはブロックチェーンテクノロジーが不可欠であり、まさにビットコインを支える技術としてブロックチェーンは注目されていた。
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それからEthereum(イーサリアム)の登場により、ブロックチェーンテクノロジーを用いた分散型アプリケーションプラットフォームが世の中を革新させた。Ethereumはブロックチェーンを単なる通貨のための技術という認識を覆した。Ethereumを使うことで、様々な産業へ応用できるテクノロジーと化した。
Ethereumを使ったアプリケーション開発が進む一方で、Ethereumではアプリケーションを稼働させるためのトークンが次々と生成されることとなる。AアプリケーションではAトークンが必要であり、BではBトークン、CではCトークンというように、それぞれのアプリケーションにてトークンが生成され、このトークンを使いEthereum上でアプリケーションを稼働させることになる。ゆえに分散型アプリケーション開発が普及していくことでトークンもまた増加していくだろう。
KyberNetwork(カイバーネットワーク)の次なるステージとは
KyberNetworkでは、これらの増え続けるトークンをインスタントに交換できるプラットフォーム開発に着手した。数千を超えるトークンとプロトコルが毎週のように生まれている。これらのトークンは、ほとんどが、そのアプリケーション内でのみ有効であり処理されてゆく。
トークンの可能性を制限しているようにも感じる。kyberNetworkでは、プラットフォームでインスタントにシームレスな取引を実現することにフォーカスしており、特定のアプリケーションへ閉じられたトークンを解放することができる。
これにより、特定のアプリケーションのみでしか使用できないトークンが、瞬時に交換され、別のアプリケーションを稼働させる、その繋ぎ役のような役割をkyberNetworkは持ってるように思う。
トークンが作る社会を1つへ繋ぐ
「たくさんの点は後からしか繋がらない」とスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学のスピーチで発言した。KyberNetworkはそのフェーズを担うことを目的としている。現在、点のように各アプリケーション内に留まるトークンが繋がり、全てのプロジェクトが容易に統合されるような社会となる。
ビットコインを創造した時からトークンは始まり、Ethereumによりトークン化が容易になった。またERC-20によりトークンの進化は加速。次のフェーズでは、大多数のトークンを流動的にすることである。
KyberNetworkでは、ブロックチェーンテクノロジーの発展で作られる未来を想像し、断絶されたトークンを繋ぐプラットフォーム開発へ力を注いでいる。点であるトークンが結ばれて流動していくことを想像すると、今までにないサービスも生まれてくるのだろうか?…そしてブロックチェーンをそのフェーズへ、向かわせることができるのだろうか?KyberNetworkを形成する技術とともに追っていきたいと思う。
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