リベルランドが独自の暗号通貨を発行、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアムを受入

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リベルランド独自暗号通貨発行
引用:ウィキペディア

セルビアとクロアチアの間(南東ヨーロッパ内陸)に位置し、3年間独立のための努力を続けているリベルランド自由共和国が数ヶ月以内に独自の仮想通貨を発行する計画がある。同国は、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、そしてイーサリアムによる寄付を受け入れており、50万人が同国の市民権を申請している。

しかし、リベルランドの領土については依然として係争が続いている状況だ。クロアチアは、クロアチアとセルビアの間でドナウ河の隣に7kmに渡って伸びる2.5平方マイルの無人の湿原地帯の領有権を主張している。

この土地の境界線は1990年代のユーゴスラビア内戦後に引き直されたが、クロアチアはそれによって領土が減少することからこの新しい国境線を望んでいなかった。一方セルビアはより多くの領土を獲得することのできるこの新しい国境線を望んでいた。

リベルランドが国家であることを宣言

元経済学者のVit Jedlicka氏は、2015年にこの土地を所有したいと述べ、3人の友人と共に旗を立て自身を大統領に選出した。

クロアチアはこの土地を望んでいなかったが、銃を持ったリバタリアン(個人的・経済的自由の両方を重視し、自由主義の政治思想・政治哲学の考えを持つ人のこと)による国家が同国国境に誕生することも望んでいなかった。クロアチアはこの領域に入ろうとする者を逮捕し罰金を課すと述べている。Jedlicka氏がクロアチアからこの領域に入ろうとした際、彼は罰金を課されている。2015年にこの係争が始まって以来、約100人が逮捕されているのが現状だ。

義務的な納税や銃規制は無い

リベルランドは当初ビットコインを同国の通貨として利用する計画であった。また、義務的な納税や銃規制は無い。Jedlicka氏は富裕なリバタリアンとクラウドファンディングを通して資金を調達した。また、旅券も発行し、メールとSkypeによって業務を行っている。リベルランドには様々な国に暮らす100名の政治家がいる。

リベルランドはブロックチェーンに基づく独自のシステムを立ち上げ、デジタル契約によって同国の市民権を保証する予定。建国3周年に当たる4月13日にはMeritと呼ばれる独自のコインも発行する計画だ。すべての納税者がMeritを受け取り、それによってリベルランドに関する権利が与えられる。リベルランド政府の予算はおよそ10種類前後の通貨に分配されている。

Telegraphの報道によると、Jedlicka氏は数年間にわたってチェコ共和国の税金を下げ規制を緩和しようと取り組んできたが、既存の制度を変えるよりも新しい国を創った方が容易だということに気づいたとのこと。

Jedlicka氏は、数年間金融市場アナリストとして働いた経験により、リベルランドが採用しているシステムについて理解を深めることができたと述べている。

Jedlicka氏は戦い続ける

Jedlicka氏はリベルランドの代表を集めるために3年を費やし100ヶ国を回った。さまざまな国を訪れ、中央アメリカや南アメリカ、そしてアフリカを含むさまざまな大陸で活動してきた。リベルランドは欧州の法律によって自社が損害を受けることを懸念するビジネスリーダーたちの関心を集めた。初期のビットコイン投資家Roger Ver氏はリベルランドに関心を示している。Zaha Hadid Architectsで最高経営責任者を務めるPatrik Schumacher氏はリベルランドの未来の都市景観のために作品を提出した。アメリカの経済ライターでビットコインの支持者でもあるJeffrey Tucker氏、Cato InstituteのフェローDan Mitchell氏、そしてスロバキアの政治家Richard Sulik氏などがリベルランドを支持している。

Jedlicka氏は、リベルランドはドナウ河のセルビア側にローカルコミュニティとインフラストラクチャを持っており、訪問者を歓迎していると語った。

参考:CCN