ビットコインの不安が高まる中、デジタル銀貨のライトコインに注目が集まる

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ビットコインは技術周辺で混乱が続いているが、ライトコイン(Litecoin)の価格は7月に入ってから上昇が続いている。本稿作成時点でライトコインの価格は5,817円、ビットコインでは0.02BTCだ。

ライトコインとは?

ビットコインがデジタル版の金貨だとするとライトコインは銀貨のような位置づけだ。

ライトコインはビットコインと基本的に同じつくりになっているが、発行されている通貨の量などに違いがある。

価格も1ビットコインが28万円なのに対し、1ライトコインは5千円台となっている。(本稿作成時点)

現在は時価総額でもイーサリアム等の仮想通貨に抜かれているが、ビットコインに次ぐ第二位の座に就いていた過去もある。

2011年に生まれ、生みの親はチャーリー・リー氏だ。

 ライトコインに注目が集まる理由は?

このところビットコインの先行きには大きな不安がある。これまで中心となってビットコインの開発に取り組んできメンバーやその他の関係者の間でテクノロジーをどう発展させていくかの点で衝突が起きているのだ。

関連記事:ビットコインが分裂?8月1日に備えよう

ビットコインが不安定な今、ライトコインに注目が集まる理由の一つは、ライトコインがビットコインと同じ性質を持つ通貨だからだろう。

例えばイーサリアムはビットコインに次ぐ規模の大きな仮想通貨だが、持ち合わせている機能やつくられた目的やコンセプトが異なる。その点ライトコインは似ているからこそ、ビットコインの代替としても考えられやすい。

さらに、ライトコインは今ビットコインへの導入で揉めている「セグウィット」という技術も実装済みだ。ビットコインでは慎重になってしまったり政治的な問題で進めにくい部分もライトコインでは先行して新しいことを試したりすることができる。

現在はセグウィットの技術が実装されたことを生かして、さらに新しい送金の方法の開発も一歩先に進められている。

ライトコインの生みの親であるチャーリー・リー氏は今年の初めに自身のブログで、ビットコインが壁にぶつかっている中で、ライトコインが先陣を切って仮想通貨界にポジティブな影響を与えたい、と述べている。

7月2日には中国でライトコインのイベントが行われ、その後ライトコイン財団に666ライトコイン(本稿作成時点で約390万円)の寄付が送られライトコインのコミュニティを賑わわせた。大きな金額の寄付であるだけでなく、6は中国では非常に縁起の良い数字だ。

 ライトコインの誤った情報には注意を

 一方で、最近誤った情報も噂として流れてしまっているため、注意も必要だ。

最近はアマゾンでビットコインとライトコインの支払いが受け付けられるなどの噂がインターネット上で広まったり、アメリカのMITから8月1日にライトコインの新しいテクノロジーが公開されるというウェブサイトが登場し、謎のカウントダウンの表示がされていたりした。

新技術のカウントダウンについてリー氏は現時点でMITからこの件についての情報は得られていないため、でっち上げではないかと述べている。

まだまだこれからの成長が期待される仮想通貨業界、ビットコイン、ライトコイン、その他の通貨共に、それぞれ健全に発展することを願いたい。

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