NFTの主要なマーケットプレイス

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NFTの主要なマーケットプレイス

本レポートでは急拡大しているNFTにおける主要なマーケットプレイスの動向や現況に焦点を置き、NFTマーケットプレイスの概観を掴めるよう解説していきます。

NFTマーケットの概観とマーケットプレイスの推移

最初にNFTマーケットの全体像を確認します。下記は最大手NFTマーケットプレイスのOpenSeaやTopShotで話題を呼んだFlowチェーン、オークション形式でアート領域で人気が高いFoundationなどの各レイヤーにおける主要プレイヤーのまとめです。

NFTマーケット全体像

Messariが集計したイーサリアム(Ethereum)上で展開するNFTプラットフォームの取引高の推移によると、2020年12月時点での取引総額が約200万ドルに対し、2021年2月時点では約2,000万ドル(約21億円)と10倍の成長しています。1位の「OpenSea」と2位の「Nifty Gateway」が主なトッププレイヤーとなっています。

一方でFlow上で展開されている「NBA Top Shot」だけでも5,000万ドルを超えていると発表されており、これはイーサリアム上の総売り上げを「NBA Top Shot」だけで上回る数値となっています。

今後もFlow上には新しいNFTサービスが誕生すると予想され、さらに拡大していくと見込まれます。

主要マーケットプレイヤー

OpenSea

公式サイト:https://opensea.io
日本国内でも大きな話題を呼んだVRアーティストの「せきぐちあいみ」さんが活用したことでも話題になった最大手マーケットプレイスです。(せきぐちあいみさんの作品はこちら

話題となった「Nyan Cat」などのデジタルアートやゲームアイテムなどが交換が可能です。

Nifty Gateway

公式サイト:https://niftygateway.com/

大手暗号資産取引所のジェミナイ(Gemini)が運営する大手マーケットプレイスで人気DJのゼッド(Zedd)やスティーヴ”・アオキ(Steve Aoki)が活用したことで大きな話題となりました。

デジタルアートに加え、音楽業界での活用事例が多いのが特徴と言えます。NFTで多く活用されてきたERC-721規格の拡張機能として提案されたEIP-2309規格を採用することでトークン発行のプロセスを効率化していくことを発表しています。

Rarible

公式サイト:https://rarible.com/
RaribleはユーザーがNFTトークンを売買できる人気のプラットフォームで、ゲームアイテムやデジタルアートなどを中心に取引されています。

RaribleはDeFiのアプリケーションやプロトコルなどが実施している施策に影響を受けており、Raribleで売買したユーザーはRARIトークンをもらう事ができ、この仕組みはDeFiiで使われる取引を活発にするための施策に似ています。ユーザーが大部分のトークンを持つことで、ユーザーによってガバナンスされるプロダクトになることも期待できます。

VIV3

公式サイト:https://viv3.com/

「NBAトップショット(NBA Top Shot)」や「クリプトキティーズ(CryptoKitties)」で話題を呼んだダッパーラボ(Dapper Labs)のブロックチェーンプロトコルであるFlowでリリースされた新たなNFTマーケットプレイスです。

これまでブロックチェーンゲーム領域で大きな力を発揮していたDapper Labsですが、VIV3のローンチにより包括的な領域においてNFTの活用が可能となりました。

2021年4月時点で、ローンチから約3ヶ月で売上高は300万ドルを突破していると予想されておりまだまだマーケットプレイスとしての規模は小さい現状ではあります。一方で、Dapper Labsがスクエア・エニックスやワーナー・ミュージックとの提携を進めていることなどからスポーツたアートのみならず、ゲームた音楽といった包括的なジャンルでの活用が見込まれ、今後は更に活性化していくと思われます。

VIV3ではFlowトークンだけでなく、USDCのデポジットが可能となったことも活性の一因を担う可能性があります。

国内NFTマーケットプレイヤー

海外だけでなく国内でもNFTのマーケットプレイスが立ち上がり始めてます。

nanakusaとNFTStudioはイーサリアムのスケーリングソリューションであるPolygon NetworkでのNFT発行、販売をサポートしており、これによりトークン発行や取引にかかるガス代のコストを抑えることが実現しました。

総論

NFTマーケットの成長に合わせマーケットプラットフォームが登場しそれぞれ差別化するためにの特色を打ち出しています。国内においてはトッププレイヤーとなるマーケットプレイスが現れていないのが現状です。

今後、ゲームやエンターテイメント領域の企業によるさらなる参入の可能性も考えられ、マーケットプレイスの動向はNFTの今後注目していくべき領域だと言えるでしょう。

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平野 淳也(HashHub CEO)
大学在学中に起業した服飾事業を2016年に譲渡。現在は貿易業、ビットコインなど暗号通貨投資、ベンチャー投資などを行っている。仮想通貨については投資、世界をどのように変えていくのか両面から考える。ツイッター@junbhiranoでも情報発信中。