たまには相場や、アルトコイントレードの記事を書こうと思います。

短期トレードで利益を得る人が減っているらしい

最近、筆者のTwitterで、こんなアンケートをとってみました。

直近1~2ヶ月の間で短期トレードをしている人の戦績についてです。

・儲かってる – 15%
・トントン – 11%
・損してる – 35%
・回答を見たいだけ(短期トレードはしていない)- 39%

という結果になりました。

あくまで、自分のTwitterアカウントのフォロワー周辺ではありますが、4000票とそれなりに多くの人が回答してくれたので、なかなか参考になりました。

時価総額は増えているのに・・

とりあえず、この結果から分かることは、短期トレードでは損をしてる人のほうが多くなり、利益は少数グループが得ているらしいということです。

素人が短期トレードしてもだれでも儲かった期間は終了したことが、読み取れます。

直近、2ヶ月は、暗号通貨市場全体の時価総額としては伸びているのですが(筆者が記事を書いている現時点、9月2週目は、大きく上昇トレンドを崩してしまっているのは、ここでは一先ず置いておきます。)、これはどういったことでしょうか。

(coinmarketcapより7-9月の暗号通貨市場全体の時価総額)

暗号通貨市場の時価総額について

そもそも暗号通貨の時価総額に関して、考える上で知っておくべきことを簡単に、整理しておきます。

そもそも時価総額とは終値×発行数です。

出来高が、どれだけ少なくても、最後の取引でついた値段×発行数が、時価総額として、あたかもその通貨の持っている価値として、並びます。

ICOの乱立で起きていること

次に、ICOです。

例えば、あるプロジェクトが、ICOを行い、30億円分のETHを集めたとします。

このとき、30億円分のトークンが発行されます。

暗号通貨市場には、新しい30億円分のアセットが誕生します。

ですが、ETHが移動しただけで、ここに日本円やドル等のフィアットマネーの流入はありませんし、ICOがある度に暗号通貨市場の時価総額という指標では、膨れ続けます。

こういった暗号通貨市場の時価総額の脆さについては、過去に筆者のブログで、もう少しだけ詳しく解説しましたので、よろしければ、ご覧ください。

暗号通貨(仮想通貨)の市場の時価総額や市場構造などにについて

さて、以上のことを理解した上で、ここ数ヶ月の暗号通貨市場を振り返ってみましょう。

仮想通貨の価値の希薄化

ここ数ヶ月は、一ヶ月の間に100件近くICOが行われるということが繰り返されてきました。

その中の、それなりの数が、Bitrexなどに上場し、トレーダーは、日々トレードを楽しんでいます。

ですが、コインの数が、増えすぎた今、注目のピークを超えた暗号通貨の出来高は減少傾向にあることが多く、流動性が減っています。

結局、市場参加者の数以上に、多くのコインの種類があるし、そもそもまともなプロジェクトが少ないのです。

これは個別の通貨の流動性が減って、見た目の上では、時価総額は変わらなくても、BIDのオーダーがないので、実際には、価値が希薄化しているとも言えます。

賢明なポートフォリオの組み方とは

では、こういった市場環境で、取れる戦略はどういったものでしょうか。

自分には、月並みなアドバイスしか出来ませんが、結局、BTCやETH、DASH、LTCなど、開発コミュニティと出来高がある通貨をポートフォリオの中心に据えることだと思います。

多くのICOプロジェクトは形がないものばかりですし、Twitterなどではポジショントークばかりです。

いくつかの有望なものを除いて、ほとんどのICOトークンは、乱立したBittrexやCryotopiaなどのリストの中に埋もれ、出来高が減少し、実質的な時価総額の希薄化を迎えるでしょう。

有望なプロジェクト探し出したくなる気持ちもわかりますが、せめてポートフォリオの20%くらいに抑えて、宝くじ的に楽しむのが安全だといえるのではないのでしょうか。

【関連記事】
一般企業によるICOは、合理性があるのか
利益配当型トークンの購入やICOに参加するときの注意点