仮想通貨の価格が動く仕組みとは?相場のロジックを理解しよう

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仮想通貨の価格が動く仕組みとは?相場のロジックを理解しよう

「仮想通貨の相場ってよく聞くけど、どういう仕組みなんだろう?」

このような疑問を持つ方を対象に、仮想通貨の相場の仕組みを分かりやすく説明します。仮想通貨の投資をするにあたって、相場の仕組みに関する理解は必須です。相場に振り回されないようにするためにも、正しい知識を身につけましょう。

そもそも「相場」とは?

仮想通貨の話に入る前に、そもそも「相場」とは何かについて解説します。相場は文字通り、「二つの(相)場」を意味します。

市場(マーケット)には、買い手と売り手がいます。二つの場とは、買いたい人たちが提示する価格の「買相場」(ビッド/Bid)と、売りたい人たちが提示する価格の「売相場」(アスク/ASK)を指します。「買相場」と「売相場」が一致するとき、つまり買い手と売り手の希望がマッチングしたときに、取引が成立(約定)します。

相場ができる仕組み

それでは、相場はどのような仕組みでできているのでしょうか?

ご存知の通り、仮想通貨の価格はめまぐるしく変動しています。価格が上がったり下がったりする仕組みと、仮想通貨の価格の変動が大きいと言われている理由について、解説します。

価格は需要と供給のバランスで形成される

仮想通貨に限らず、市場の価格は需要と供給のバランスで形成されます。需要とは、「仮想通貨を買いたい」という欲求のことです。供給とは、「仮想通貨を売りたい」という欲求のことです。ここでは、仮想通貨の価格が上がるときと下がるときの需要と供給のバランスを説明します。

価格が上がる=需要>供給

価格が上がるのは、需要が供給を上回るときです。仮想通貨で言い換えると、とある通貨Xを買いたいと思う人たちの欲求が、通貨Xを売りたいと思う人たちの欲求よりも大きい場合です。投資をするときに、どうして需要が供給を上回っているのかという理由を考える習慣を持つのは、とても良いことです。

価格が下がる=需要<供給

価格が下がるのは、上がるときとは逆で、供給が需要を上回るときですね。この場合は、仮想通貨Yを売りたいと思う人たちの欲求が、仮想通貨Yを買いたいと思う人たちの欲求よりも大きくなっています。ここでも同様に、どうして供給が需要を上回っているのかという要因を探すことが大切です。

どうして仮想通貨の価格は変動しやすいのか?

仮想通貨の価格がとても変動しやすいというのは、聞いたことがあると思います。価格が変動しやすいというのは一攫千金のチャンスにもなりますが、大金を失うリスクが増すことも意味します。では、なぜ仮想通貨の価格は変動しやすいのか2つの理由を紹介しましょう。

仮想通貨市場が小さいから

1つ目の理由は、株式や外国為替(FX)と比較したときに、仮想通貨市場自体が小さいことが挙げられます。市場が小さいというのは、取引される総額が少ないことを意味します。

市場が小さいということは、資金をたくさん持った(大口)投資家が仮想通貨を売り買いしたときに、相場全体が影響を受けやすいことを意味します。とはいえ、仮想通貨の投資がより世間一般に普及していけば、価格の変動は落ち着いてくると考えられます。

1日の値動きに上限を設けていないから

2つ目の理由は、1日の値動きに上限を設けていないためです。株式の世界では、1日の値動きの上限(ストップ高)と下限(ストップ安)が設けられており、急激な価格変動が起きない取り組みが導入されています。

これに対して、中央管理者がいない仮想通貨の世界では、このような仕組みがありません。つまり、価格に大きな影響を与えるイベントがあったときに、限度なく価格が上がり下がりしてしまいます。

仮想通貨の相場を予想する方法とは?

ここまで、仮想通貨の相場の仕組みを解説してきました。ただ、この記事を読んでいる方は、仮想通貨の投資に興味があり、どうにかして利益を出したいと考えているはずです。ここでは、仮想通貨の価格を予想するための代表的な分析方法を2つ紹介します。どちらかの方法に特化してもいいですし、両方を組み合わせて使うのもいいでしょう。

ファンダメンタルズ分析

1つ目の方法は、ファンダメンタルズ分析です。ファンダメンタルズとは、企業あるいは経済の基礎的な要因を指す用語です。

ファンダメンタル分析では、対象となるものの本質的価値を評価します。例えば、株式の世界では企業を評価するために、決算書などの財務諸表を分析したり、市場動向や経済指標を調査したりします。

これを仮想通貨の世界に置き換えて考えると、将来性を判断するために、その仮想通貨プロジェクトのホワイトペーパー(論文)を読んだり、価値を支えている技術や人材について調査します。その結果によって、その通貨の価格を予想することが可能になります。

テクニカル分析

2つ目の方法は、テクニカル分析です。テクニカル分析の対象となるのは、過去の仮想通貨の値動きをあらわした「チャート」です。

テクニカル分析は、非常に奥が深い世界であり、初心者が身につけるのは簡単ではありません。テクニカル分析の基本的な指標としては、ローソク足や移動平均線、トレンドラインなどがあります。このような指標を表示しながら、過去の値動きのパターンと類似したものをシグナルとして、同様の値動きをするのではないかと仮定して、相場を予測するのがテクニカル分析と呼ばれるものです。

まとめ:仮想通貨の相場の仕組み

本記事では、仮想通貨の相場の仕組みについて解説しました。このように、相場の仕組みを知ることで、仮想通貨の価格が上がったり下がったりしたときに、なぜこのような変動が起きたかを理解する手助けになります。

相場の基本的な仕組みが分かれば、あとは実践あるのみです。実際に、取引をしながら理解を深めていってくださいね。

(文・師田賢人

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