マイクロソフトがインドでのサイバー脅威増加を発表、仮想通貨マイニング攻撃は世界平均の4.6倍

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マイクロソフトがインドでのサイバー脅威増加を発表、仮想通貨マイニング攻撃は世界平均の4.6倍

ソフトウェアメーカーであるマイクロソフト(Microsoft)が7月29日、インド国内におけるマルウェア、ランサムウェア、ドライブバイダウンロード攻撃の脅威が増加しているというレポートを発表した。今回の調査結果は、マイクロソフトが毎日受信、分析し、2019年1月から12月までの12か月間に届いた8兆の脅威信号を含む、さまざまなマイクロソフトデータソースの分析から導き出されている。

アジア太平洋地域における攻撃遭遇率は、他の地域の1.6~1.7倍

今回のレポートによると、インドも含まれるアジア太平洋地域でのマルウェア攻撃の遭遇率は、世界の他の地域の1.6倍、ランサムウェア攻撃に関しては1.7倍高いという結果だった。

インドは、アジア太平洋地域全体で7番目に高いマルウェア検出率を記録していた。地域平均の1.1倍である。同様にランサムウェアに関してインドは、アジア太平洋地域全体で3番目に高い遭遇率であり、地域平均の2倍だった。なお昨年と比較すると、マルウェアは35%、ランサムウェアは29%減少している。

マイクロソフトインディアのケシャフ・ダッカド(Keshav Dhakad)氏は、「インドの全体的なサイバー衛生は改善したが、私たちにはまだまだやらなければならないことがたくさんある。通常マルウェアとの遭遇率が高くのは、ライセンスなし、あるいは海賊版ソフトウェアを過度に使用した結果である。またビデオスクリーミングなどの無料ソフトウェアやコンテンツを違法に提供しているサイトが急増していることにも起因している」と述べている。続けて「ユーザーはプログラムとデバイスのアップデートを定期的に行い、安全でないウェブサイトや違法ソフトウエアを特定できるようにすべきだ」と消費者の教育の大切さにも言及している。

意識が低いままでは、市場は悪用され続ける

レポートによると、インドでの仮想通貨マイニング攻撃は35%減少していた。しかしアジア太平洋地域や世界平均よりも4.6倍高い。

マイニング攻撃によって、被害者のコンピュータが仮想通貨マイニングマルウェアに感染し、犯罪者はコンピュータの持ち主が気付いていない内に相手のマシンパワーを利用できるようになる。

ダッカド氏は、「最近の仮想通貨の価値の変動と生成に必要な時間の増加により、攻撃者は見直しを求められている。だがサイバーに対する意識が低いままでは、市場は悪用され続ける」と説明している。

またドライブバイダウンロード攻撃に対してもインドは、主要な金融ハブであるシンガポールや香港とともに、地域や世界平均の3倍の量の攻撃を経験していた。

参考
Malware, ransomware and drive-by download attacks pose biggest cyberthreat challenge in India: Microsoft Security Endpoint Threat Report 2019

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文:かにたま


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コインチョイス編集部
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