ブロックチェーンエンジン「mijin v.2(Catapult)」ベータ版発表、新機能について考える

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ブロックチェーンエンジンmijin v.2(Catapult)ベータ版発表、新機能について考える

NEMのプライベートブロックチェーンであるmijinで、カタパルト(Catapult)ベータ版が発表されました。
カタパルト(Catapult)は、パブリックとプライベート両方のネットワークに特化したスマートコントラクトプラグインを備えるブロックチェーンエンジン。デジタルアセットの作成、分散交換、高度なアカウントシステム、ビジネスロジックモデリングを可能にする。

今回は、mijin v2(Catapult)の新機能である「Multi-Level Multisignature」と「Aggregate Transactions」について考えて見たいと思います。

Multi-Level Multisignatureとは

指定した数の連署人が全員同意することでコントラクトを発行できる「マルチシグ」がさらに進化し、複数レイヤーで構築が可能となった。指定した日時までに同意が集まらない場合は、コントラクトを自動で削除。

Aggregate Transactionsとは

複数の商取引を1つのコントラクトの様に一括で実行。実行には指定した連署人が全員同意することが必須となり、揃わなければ実行されない。複数のユーザーが異なるアセットを持っており、お互いに交換したい場合に、相手を知らなくても信頼した交換が可能。

これらの2つにより、トークンとコントラクトを組合せ、商習慣をブロックチェーン上の秘密鍵を用いてセキュアに実行することを可能にしています。

インターネットを使いオンラインで商品を購入する機会が多様化している中、この技術を使うことにより、安心したセキュアな取引ができるのではないだろうか。

一般的に、オンラインで商品を購入する際、素性の知らない相手またはサービスを信頼した上で代金を支払い商品を購入する。代金を振り込んだけれど、商品は手元に届くのだろうか。または、商品を代金引換で発送したけれど、振り込んでくれるのだろうか。この問題は、オンラインでの商品購入の際付きまとってくる問題。

この問題を解決できる仕組みが上の2つの機能である。

問題を解決するには、商品と代金を同時に交換できれば良い

商品を受け取ったと同時に、代金が支払われるシステム。これはMultisignatureを利用することで可能となる。Multisignatureを使うことで、代金の支払いには指定された複数の連署名が必要となる。

ブロックチェーンエンジンmijin v.2(Catapult)ベータ版発表、新機能について考える

商品の購入者と、販売者、運搬会社を例にあげたときに、それぞれが役割を担いながら、同時に代金と商品とを交換することができる。現在では、商品の到着と代金の支払いには時間差が生じてしまい、その間は当事者間の信頼をベースとした取引となるが、このブロックチェーンと機能を活用することにより、他人への信頼を軽減した上で取引ができるだろう。

また、期限つきのスマートコントラクトを組むことにより、どこかで不正しようとする働きかけの防止に務めることができる。

他にも現在の商取引で使われるロジックを、このブロックチェーンテクノロジーに置き換えることで、セキュアな交換が可能となるのではないだろうか。

また、独自トークンをポイントカードやチケットのように使うことで、ユニークで新しい経済活動が生まれていくかもしれない。

参考:
https://nem.io/
http://mijin.io/ja/