ビットコインの発行総数は2100万BTCと決まっているが、まだそのすべてが流通しているわけではありません。ビットコインはデジタル版のゴールドとして例えられることが多ですが、マイニング(=採掘)においても地下深くに眠っている金をコストをかけて採掘するのと同じようにビットコインも採掘の作業を経て人々の手に渡ります。では、マイニングはどのような環境でどのような人々によって行われているのでしょうか?

ビットコインの採掘とは

先ほど述べたようにビットコインの総量は2100万BTCと設計上決められていて、2017年1月の時点で約1600万BTCが採掘され、トレードされたり、決済に利用されたり、誰かのウォレットの中で眠っていたりします。

とはいえ、ビットコインは地面の中に埋まっているわけではないのでツルハシやダンプカーは必要ありません。ビットコインのマイニングは実質コンピューターを使って大量の計算を行うことであるため、インターネットがあれば世界中どこからでも可能で、マイニングマシンと電気代、冷却設備費を使ってビットコインを手に入れるための計算競争がおこなわれているのです。

マシンを用意したら自宅でマイニングできる?

このマイニング、実際に自分でできるのでしょうか。ビットコインが誕生して間もないころは自宅のパソコンで一般のユーザーたちがビットコインのマイニングを行うことができていました。しかし今ではマイニングにかかる電気代に対して得られる報酬を考えると個人のマイニングでは採算が合わないためあまり活発には行われていません。

編集部メンバーが過去にマイニングを行った際はUSB型のマイニングマシンを使ってGhash.ioというマイニングプールを利用しましたが、開始してすぐにパソコンに差し込んだUSB型のマイニングマシンが発熱し、10分もすると触るとやけどしそうなほど熱かったです。さらにハッシュパワー(計算力)が低すぎ、1年間頑張ってマイニングしても25円程度しか報酬が得られないことが判明したためUSBマイナーは記念品として引き出しの中にしまわれています。ちなみにUSBの購入には1000円程度、送料等を込みにすると3000円以上でした。

海外で自宅マイニングを行っている人もいるようで、ガレージに大量のマイニングマシンを並べて大型扇風機でマシンの冷却を行っている動画がインターネット上に公開されています。

現在は企業によるマイニングが主流

現在大手マイニング企業がビットコインマイニングの大部分を占めています。このような企業は中国の山奥やアイスランドなどの電気代が安いエリアにマイニングマシンを大量に並べた施設を持っているので、ビジネスとして成り立っています。ビットコインの入手が目的なのであれば日本でマイニングを行うのは効率が悪いので素直に取引所で買う方がよいです。