仮想通貨取引所コインベースがJPモルガンを抜く人気の就職先に

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仮想通貨取引所コインベースがJPモルガンを抜く人気の就職先に

仮想通貨が金融世界を席巻する勢いならば、仮想通貨取引所はついに求人サイトを乗っ取る勢いです。SNS大手のリンクトイン(LinkedIn)は、優秀な人材に最優先アクセスできることで有名ですが、その「Top 50 US employers list for 2019(2019年トップ50雇用主)」(2019年4月3日)によると、米最大手仮想通貨取引所コインベース(Coinbase)が、就職先としてJPモルガンを抜いて35位の上位に付けて人気になっています。

ビットコイン(BTC)で給与の支払いも

トップ50雇用主に入ったJPモルガンは44位だったが、コインベースはランク入りした唯一の仮想通貨関連企業となりました。コインベースの600人のスタッフは、主としてエンジニアリングやIT 、人事の分野を担当しています。従業員の給与は、希望に応じて部分的もしくはすべてビットコイン(BTC)で支払われます。現状としては、従業員の40%が給与の一部を仮想通貨で受取っています。

コインベースで働く特典は、極めて特徴的です。個人的な治療などに関して、年間で最大5,000ドル(約55万円)が特別に支給されます。例えば、女性従業員の場合だと一定期間仕事に集中し、その後になって家族作りを始めることを選択できるようにするため、卵子凍結保存の費用手当などが支給されるようです。

1位はGoogleの親会社Alphabet社、FacebookとAmazonが続く

JPモルガンはもちろん、金融やエンジニアリング、ビジネス開発の分野の人材を圧倒的に雇用します。次世代バンキングのための準備に、その5万人の技術者集団に年間108億ドル(約1兆2,000億円)余り投資しています。JPモルガンが最近、他行に先駆けてJPM coinという独自のステーブルコインを発行しました。LinkedInは「米国の銀行が創出した初の仮想通貨」と認めています。

トップ50社で1位に選ばれた企業は、GoogleとYouTubeの親会社であるアルファベット(Alphabet Inc)、2位がフェイスブック(Facebook)、アマゾン(Amazon)が3位でした。求人プラットフォームの評価は、4つのカテゴリーから評価されます。それは企業に対する従業員の関心、従業員に対する企業のかかわり方、需要の高い仕事、そして従業員のつなぎ留めです。

LinkedInはまた、別の仕事関連分野のリポートを発表しています。LinkedInは2018年、ブロックチェーン技術開発者の役割を、新規の職種の1位に格付けして、その需要は1年で急上昇したと報告しています。

コインベースはJPモルガン、Twitter、Intelより上位ランクに

コインベースは驚くべきことに、JPモルガンにとどまらず、ツイッター(Twitter)やインテル(Intel)よりも上位にランクされました。Twitterは最近、仮想通貨を支持する姿勢を示し、Intelも18年に仮想通貨のマイニング(採掘)ハードウエア作成にかかわっています。

コインベースは19年4月初め、2億5,500万ドル(約280億円)相当のホットウォレットによる仮想通貨保管に対する保険に加入したと発表しました。同取引所はまた3月、Coinbase Custodyを通じて、機関投資家向けのオフライン保管サービスを開始しています。

コインベースは18年9月初め、同じLinkedInから米国のスタートアップ企業TOP25社のトップ3にランクされました。

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参考
LinkedIn
Coinbase