仮想通貨詐欺で起業家を起訴、集めた6億円でアート作品など購入

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仮想通貨詐欺で起業家を起訴、集めた6億円でアート作品など購入

アメリカ合衆国司法省(DOJ)は2月27日、投資家らを騙し詐欺的な仮想通貨の販売促進とセールスを行ったとして、仮想通貨の決済サービス会社であるマイ・ビッグ・コイン・ペイ(My Big Coin Pay)の創業者と運営者が起訴されたことを発表した。

金のような資産に裏付けられた仮想通貨

ラスベガスに本社を置くマイ・ビッグ・コイン・ペイを創業したランダル・ クレーター(Randall Crater)容疑者は27日午前に逮捕され、電子通信詐欺に関する4つの訴因と違法金融取引に関する3つの訴因で起訴された。

司法省の発表によると、クレーター容疑者らは、詐欺的な仮想通貨「マイ・ビッグ・コインズ(My Big Coins)」を作り出し、2014年から2017年の間に、このコインの特徴や価値について虚偽の説明を行い投資家らに売り込んでいたとされている。

クレーター容疑者らは、「マイ・ビッグ・コインズ」が金のような価値のある資産に裏付けられた仮想通貨であると偽りの主張を繰り返していた。また同容疑者らは、投資家に対してこのコインはもうすぐ何かしらの商品や現金、他の仮想通貨と交換できるようになるとも話していたとされている。 さらに、これら自身の仮想通貨に関する虚偽の説明を直接投資家に話すほかに、ウェブサイトやソーシャルメディアで配信していた。

6億円以上を集め、アートなどを購入

司法省の発表にると、実際にこのコインは金のような価値のある資産に裏付けられてものではなく、現金や他の仮想通貨と交換できるものではなかった。またクレーター容疑者は、投資家たちから集めた600万ドル(約6億6,000万円)以上の資金を個人的に使用し、アート作品やアンティーク、ジュエリーなどを購入していた。

仮想通貨メディアのCCNの報道によると、クレーター容疑者はニューヨークのオークションハウスで約50万ドル(約5,500万円)を使用したとされている。

今月ニューヨークでは、仮想通貨の投資をめぐる訴訟が起こっている。中国籍のカリフォルニア州在住の男性が、投資会社ブルー・オーシャン・キャピタル・グループ(Blue Ocean Capital Group)にMCashトークンを購入するため200万ドル(約2億2,000円)を送金。その際に、同社からMCashが米証券取引委員会(SEC)に未登録であることなどを知らされておらず、MCash購入に当たり虚偽の報告を受け、作為的に投資を誘導されたと主張していた。

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参考
he United States Department of Justice

文:Akihiko Hirata(@akkyhira