ネム(NEM)ブロックチェーンで開発途上国にマイクロファイナンスを提供するNELとは?

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ネム(NEM)ブロックチェーンで開発途上国にマイクロファイナンスを提供するNELとは?

出典:NEM medium

マイクロファイナンスとは、貧困者向けの小口金融の総称であり、貧困緩和と事業収益を目的としている。一般の銀行では、信頼がおける富裕層のみに貸付を行っており、貧しい人々は、自分の仕事に必要な資金を得るために、非合法な高利貸しに頼る状況だった。そこで貧困者が行う事業に必要なお金を貸すことで、自立をサポートし貧困削減の問題に貢献することができる。

今回は、ネム(NEM)ブロックチェーンをベースとして使いマイクロファイナンスソリューションを進めるプロジェクトを紹介する。

ネム(NEM)ブロックチェーンが可能にするマイクロファイナンス

シンガポールに拠点を置くニュー・エコノミー・レジャー(New Economy Ledger:NEL)では、開発途上国のコミュニティにブロックチェーンベースの財務ソリューションを提供するため活動している。

世界中の20億人以上の人々が銀行や金融サービスにアクセスできないという現状がある。さらに金融機関の規制がないことによって、高金利で貧困者が搾取されている問題があり、NELがネムのブロックチェーンを用いて解決に取り組んでいる。

NELのソリューションでは、貸し手にとって優れた金利を約束。ブロックチェーンを使用したシステムを構築することで、トランザクション処理やサードパーティなどの仲介業者に発生する不要なコストを確実に排除するよう目指している。

センタリング

NELによるエコシステム
出典:NEM medium

NELが提供する貸し手と借り手の両方を集めたプラットフォームでは、ネムのブロックチェーンを使用することで、迅速かつシームレスな支払い、低い取引手数料、高度なセキュリティを可能にする。また、ネムのブロックチェーンによって動くNELトークンをプラットフォームに用いている。ユーザーは、マイクロファイナンスの実績をリアルタイムで知ることができる。

ネムのブロックチェーンを使う理由として下記が挙げられている

ネム(NEM)のブロックチェーンを使う理由

  • 評価に基づいた革新的なコンセプト
  • 高いセキュリティレベル
  • 耐久性のある設計
  • ブロックチェーン実装の簡単さ
  • 展開能力
  • プライベートおよびパブリックブロックチェーン
  • 高速なトランザクション
  • 送金手数料が低い
  • 公証サービスの組み込み
  • 大規模なコミュニティ

ブロックチェーンが社会問題の解決手段の1つになる

NELのこの取り組みを知り、世界的に貧困者が金融サービスを受けている現状を調べたところ、富裕国では9割以上もの人が金融サービスを受けるアカウントを持っているが、貧困国では6割程度となっている。アカウントを持っている人は増えているようだが、この格差は平行線をたどったままのようだ。モバイル・マネーの普及により、これまで金融サービスを受けることのできなかった人たちもアカウントを持つようになることになるだろう。

地方の農村地で労働していた人々も、モバイル・マネーにより他のビジネスをすることができるようになった。この流れは、今までの金融機関から別な流れを生んでいるように思う。NELが進めるプロジェクトのように、マイクロファイナンスを透明化し、ブロックチェーンデータベースに乗せて管理することにより、貧困者をさらにサポートすることに繋がるのではないだろうか。

日本ではなかなか実感できない問題も、国や状況によって、必要としている人がおり、そこへブロックチェーンを用いたエコシステムのサービスを導入すべきだろう。そうすることでブロックチェーンは、社会問題の解決手段の1つとして認識されることになるだろう。

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参考
NEM medium
NEL公式

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