日本におけるネム(NEM)の動き、注目はコミュニティーの行動力

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日本におけるネム(NEM)の動き、注目はコミュニティーの行動力

2018年1月末に、日本の暗号通貨取引所コインチェック(Coincheck)でおよそ580億円分のネム(XEM)が不正流出した。顧客の暗号通貨資産を預かる立場としての対応が迫られ、日本国内においてもその管理体制が問題となり対応が迫られた。

流出事件後も、世界で開発や技術的考察が進むネム(NEM)

流出したのはXEMであったが、ネム(NEM)の技術に欠陥があったわけではない。暗号通貨を扱うものとして、企業も顧客も双方に暗号通貨に対するリテラシーが不足しているように思った。

XEMの不正流出以後も、ネム(NEM)のテクノロジーに興味を持つ有志によってネム(NEM)は少しづつ広がりを見せた。海外でもネム(NEM)ブロックチェーンテクノロジーを使ったサードパーティの開発や教育のほか、NEM2(Catapult)についても技術的考察が進んでる。

カタパルト(Catapult)で追加される機能であるアグリゲートトランザクションは将来的に、企業やユーザーにとってシームレスな機能となるのではないかと思う。複数間のトランザクションを一度に処理することができることにより、モザイクであるネム(NEM)はさらにバックグラウンドに溶け込み、モザイクで作られる企業などのトークンがシステムに露出してくだろう。

また、そうなればブロックチェーンのプラットフォームにとって理想的なのではないだろうか。

コインチェック(Coincheck)は2018年11月12日にXEMの入金および購入の手続きを再開した。それから2日後の11月14日にはNEM Japanの公式Twitterが開始された。

NEM Japanは、ネム(NEM)に関する活動状況を報告していき、技術面やソリューションを広げていくことが狙いのようだ。海外では以前からNEMオーストラリアやNEM東南アジア、NEMインドネシア、NEMニュージーランドなどでネム(NEM)普及活動が進められている。

目を見張る日本におけるNEM好きの行動力

またnemlog(*1)やRaccoon Wallet(*2)などもリリースされており、日本のネム(NEM)界隈の行動力はすばらしいものがある。盛り上げようと勝手に始めてしまう行動力のある人達がネム(NEM)好きには多いのだろうか。

(*1)ネムログ(nemlog)
ネム(NEM)のチップ機能を付け加えたブログサービス。気に入った投稿に対してXEMでチップを送ることができる。

(*2)ラクーン・ウォレット(Raccoon Wallet)
ネム(NEM)好きのエンジニアやデザイナーによって制作されたウォレットアプリ。インターフェースも高評判で使いやすいウォレットとして評価されている。モザイクなどにも対応している。iOSにも対応された。

ネム(NEM)のブロックチェーンソリューションは、まだまだ未成熟であるが、数多くの有志によって止まることなく開発や普及が進められている。テクノロジー面も評価できるが、そのコミュニティ力もすごいと思う。ブロックチェーンが身近な存在となる活動を期待して行きたい。

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参考
NEM

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