ネム(NEM)がブロックチェーンベースを使ったAI搭載ソリューションと提携

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ネム(NEM)がブロックチェーンベースを使ったAI搭載ソリューションと提携

安全な支払いと取引のために人工知能(AI)を搭載したブロックチェーンソリューションを手掛けるThe Vault Ltd.が、ネム(NEM)とパートナーシップを結んだことを発表。The Vault Ltd.は、暗号通貨取引をエラーや盗難から保護するためのネットワークとAI不正検出システムを開発している。コンセンサスネットワークにより、暗号通貨取引が監視され保証されるものとなる。

The Vault Ltd.の3つの柱

ネム(NEM)がブロックチェーンベースを使ったAI搭載ソリューションと提携出典:The Vault Ltd.公式

The Vault Ltd.の3つの戦略的柱として掲げているのが下記となる。

  1. AI搭載ハイブリット不正検出ソリューション(HFDS)
  2. 消費者ベースのソフトウェアセキュリティー
  3. パートナーのコンソーシアムとの合意プロトコル

The Vault Ltd.は、暗号通貨交換に対するソリューションを無料で提供していく予定だ。The Vault Ltd.はクアラルンプールにあるNEMブロックチェーンセンターで合意ネットワークを構築していく。NEMブロックチェーンに基づいて開発された様々な分散アプリケーション(Dapps)のプロジェクトに参加し、NEMのグローバルな暗号通貨交換パートナーとエコシステムを活用することもできるようだ。

ブロックチェーンテクノロジーを使用し、より優れた金融支払いおよび取引ソリューションを構築することに専念。

現在の金融取引処理は遅すぎる。消費者を保護するためのことはせず、私たちはサイバー犯罪の危機にさらされている。The Vault Ltd.が構築するAI(人工知能)を搭載した不正検出ソリューションと、従来の銀行レベルのセキュリティソフトウェアを組み合わせたVaultコンセンサスネットワークを利用することで、迅速で安全な支払いを実現できると考えている。

ネム(NEM)がブロックチェーンベースを使ったAI搭載ソリューションと提携出典:The Vault Ltd.公式

ブロックチェーンテクノロジーのセキュリティ

過去2年間の暗号通貨テクノロジーの急成長の背景で、暗号通貨交換やウォレットなどのサービスの弱点、疑う余地のないユーザーや初心者を利用し、悪用する詐欺師やサイバー攻撃者などへの扉を開いた。暗号通貨交換プラットフォームが攻撃を受けると、大きな騒ぎとなっているが(過去4年間で14億ドル以上もの暗号通貨が盗まれている)、これらの攻撃はブロックチェーンの外で起きており、阻止することができる。

ユーザーの資産は保護されるべき

CCSS(CryptoCurrency Security Standards 運営委員会)では、暗号通貨サービスプロバイダをより安全にするためのガイドとなる一連の標準規格と定義された方法論を作成した。The Vault Ltd.ではこのイニシアチブを支持するが、これが十分に行き渡ると思えない。The Vault Ltd.では、これらをグローバル暗号通貨エコシステム内のすべてのサービスプロバイダに無料で提供し、暗号通貨セクター全体にセキュリティを提供する。

The Vault Ltd.のシステムの主な利点

The Vault Ltd.のシステム「Vault」は、ユーザーが使いやすく、暗号通貨を理解しやすくする。アカウントとパスワード管理からリスクを取り除き、Vaultネットワークの取引所およびウォレットの信頼関係を築く。そして、ユーザー向けのセキュリティ保護を提供する。

1)セキュア(安全)なトランザクション
サイバー攻撃などから保護し、Vaultパートナーからのサポートレベルが向上することを保証

2)詐欺とリスク
ユーザー検証と人工知能によるディープラーニングに基づき詐欺取引をモデリングする。

3)スマートセキュリティ
人工知能ベースのAI-HFDS(HFDS:分散コンピューティング環境の概念)は、コンソーシアムパートナー間で共有されたデータを使用しブラックリストを作成。犯罪者が、取引に参加するのを防ぐ。

4)保護
すべての取引を保護するためのセキュリティをエンドユーザーに提供するために、団結したパートナーのコンソーシアムを強化する。

Vaultのロードマップと今後の考察

2017年にVaultのセキュリティコンセプトを掲げてから、ロードマップに沿ってセキュリティプラットフォームとしてプロジェクトが進んできた。次の段階としてVaultのネットワーク内でセキュアなトランザクションを生成するために使用されるトークンが作成される。2019年内には、暗号通貨交換所やウォレットのパートナーとセキュリティ・コンサルティングを行う予定だ。そして2020年に、Vaultネットワークのベータ版(Vault AI-HFDS/Beta)が稼働することとなっている。

やはり暗号通貨は扱いが難しく感じてしまう。現在の金融システムに慣れすぎているせいか、それとは違った方法や概念になんとなく障壁を感じているからだろう。

現在の金融システムに慣れている以上、暗号通貨の扱いもそれに寄り添う形とならないと、一部の限られた人のみのものとなってしまう。そして、ブロックチェーンなどの仕組みはその特異性からメリットを見出す部分も大きい。いかにユーザーにとって負荷にならずに、暗号通貨を扱えるようになるかが、これからの普及に関わってくるようにも思う。

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参考:The Vault Ltd.公式