ネム・ベンチャーズ(NEM Ventures)の次なる投資先はエネルギー削減を目指すプロジェクトに

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ネム・ベンチャーズ(NEM Ventures)がブロックチェーンでエネルギー課題に取り組むAmpleへ投資

ネム(NEM)ブロックチェーンの投資部門であるネム・ベンチャーズ(NEM Ventures)が7月1日、ブロックチェーンベースでエネルギーの課題に取り組むプロジェクトであるアンプル(Ample)への投資を発表した。NEMベンチャーズは、NEMコミュニティの精神に沿ったプロジェクトへの戦略的な投資を通して、NEMエコシステムの促進を進める。

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出典:Ample

消費削減によるインセンティブ

今回、NEMベンチャーズが投資したAmpleは、ブロックチェーンを通してエネルギーの課題に取り組むプロジェクトだ。Ampleを通して、地域社会や企業がエネルギーの消費や化石燃料の使用を削減することを目標としている。フィードバックとインセンティブを与えることで人々の行動に変化を起こし、20〜50%の温室効果ガス排出削減を目指す。

例えば、世界中の大学では、毎年数百万ドル相当のエネルギーが消費されている。キャンパス内の建物では、部屋に誰もいないのに照明やエアコンがついているケースもある。そこでAmpleを使用すると、ブロックチェーンベースのエネルギー交換のエコシステムを中心とする省エネコミュニティを構築できる。学生や教職員は、エネルギーを節約することでトークンを獲得する仕組みだ。

ユーザーは、機械学習対応センサーから現在のエネルギー消費量のデータを読み込むアプリを使うことで、消費量を確認することができる。これはエネルギー消費について考えるきっかけとなり、エネルギーが特に消費されているホットスポットを特定することができる。Ampleではこのような方法で、メーターを組み合わせたデバイスとアプリケーションによってエネルギー消費量を確認できる環境を作る。

Ampleのアンドリュー・ホーバン(Andrew Hoban)最高経営責任者(CEO)は次のように述べている。「このシステムは、個人やグループに対して利益を生み出す行動を促すように設定されている。ブロックチェーンを使用して、相対消費量を記録し消費上限を取引することができる」

NEMベンチャーズが投資した資金は、2020年春頃に稼働予定のパイロット版の開発に使われる。

エネルギー消費とブロックチェーン

エネルギーに関する課題は、世界的に見ても大きな社会問題となっている。日本においても、2012年から2030年の約20年間でエネルギー消費効率を35%改善することを目標としているが、達成は厳しいという意見もある。また、再生可能エネルギーにも注目されているものの、世界の主要国に比べると発電電力量に占める再生エネルギーの比率は低い傾向にある。本格的な導入にはまだまだ拡大の必要があると考えられているようだ。

Ampleの手がけるサービスでは、エネルギー消費量を確認することができ、エネルギー消費の削減をサポートする行動をとることでインセンティブを得られる仕組みとなっている。これはブロックチェーンならではのシステムだろう。このようなアプリによって、一人一人がエネルギーに対して目を向けるきっかけとなれば、社会問題の対策も進むのではないだろうか

ネム(NEM/XEM)の価格・相場・チャート

参考
Ample
Powering Down: NEM Ventures Announces Investment in Ample

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