スイスのビットコイン取引所Bityは8月1日に懸念されているビットコイン分裂への対応をブログを通じて発表した。

これまでビットコインは増える取引量に対応するための仕様を巡って対立が起きており、8月にビットコインの取引情報を記録しておくブロックチェーンが枝分かれ(フォーク)してしまうことが懸念されている。

これによって、どちらかのチェーンが枯れるパターンや両方のチェーンが生き残りビットコインAとビットコインBというように2つのビットコインに分裂してしまう可能性が考えられる。

ブロックチェーンフォークの図

どちらが生き残るか分からない状況が一定時間続くと予想される中でビットコインを送受信してしまうと、「思ったように送金できていなかった」という事態を招く可能性があるため危険だ。

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 変化が起きたら一旦停止

「ビットコインハードフォークに備えて」という発表の中でAlexis Roussel氏はビットコインのネットワーク上で不可逆の変化が起きた時点でビットコインの取引*を停止する予定で、早くて7月29日に起こりうると述べている。

再開は、状況が落ち着いてから、そしてどちらのブロックチェーンが生き残るのか(もしくは両方生き残るのか)が分かった後となる。

これに加えてビットコインが2つに分かれると「リプレイアタック」という、ビットコインAを相手に送ったつもりなのに、ビットコインBも送金される、といった現象が懸念されるため、この対策も行うとのことだ。

また、混乱の中でも取引したいユーザーに対しては、「ユーザーの資産を危険に晒すわけにはいかない」との理由で、別の取引所を探して欲しいと述べている。

同取引所はビットコインの他にもイーサリアムを取り扱っているがこちらは通常通り営業し、ビットコインのペアのみ取引を停止させるとのことだ。

今回はスイスの比較的規模の小さい取引所の発表だったが、今後さらに他の大手取引所などからも発表があるのではないだろうか。

*Twitter上で同社はブロックチェーンに履歴を書き込む「オンチェーン」取引を対象にすると述べている。

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