欧州の大手航空会社ルフトハンザが、旅行業界の中でブロックチェーン技術の応用可能性を探る一環として、スイスのスタートアップWinding Treeと提携している。

Winding Treeは旅行をテーマにしたブロックチェーンのプロジェクトで、仮想通貨イーサリアムを使っている。

このスタートアップはルフトハンザの要件を満たすブロックチェーンを活用した旅行アプリのテストを支援する一方で、ルフトハンザは同社のAPIをWinding Treeのプラットフォームに統合する。

Lufthansa Innovation Hubでシニアベンチャー開発マネージャーを務めるReinhard Lanegger氏は、ルフトハンザはブロックチェーン上に予約、再予約および旅行日程を保存するユースケースに関心を抱いていると海外メディアCoinDeskに語っている。

これによってルフトハンザには新しい技術の専門家に接することができるという利点があり、Winding Treeにとっては旅行業界の大手と繋がりができる。

ICOトークンによる投資

しかし、この新しい提携はこれだけにどとまらず、ルフトハンザを今流行りのICO(Initial Coin Offereing)の世界に招き入れている。

ICOとは自社が発行した独自の仮想通貨を販売して資金調達を行うことだ。

提携の一部としてLufthansaは、販売が予定されているLIFと呼ばれるWinding Treeのトークンを通してこのスタートアップに投資を行うことになっている。(規制についてはスイスの当局と確認するようだ)

Lufthansaは投資額を公表していないが、このトークンはWinding Treeのプラットフォームの開発のためにまずは使用される。

しかし、やがてLIFはユーザが旅行を予約する際に利用する仕組みになる予定だ。

Winding Treeの共同創設者Pedro Anderson氏によると、LIFトークンを使ってホテル、航空券などをブロックチェーン上で直接予約することができるようにするのを目指している。

ルフトハンザにとっては、以前にも2014年にビットコイン支払処理業者Bitnetと提携しブロックチェーン業界に興味を示しており、今回が初めてというわけではない。

また、他にもロシアの航空会社S7やエアロフロートといった航空会社もブロックチェーンを使ったチケット発行やその他の研究開発を行っている。

参照:CoinDesk