世界の大手取引所NASDAQのCEOが、同社はICO(initial coin offereng)には関与しないと語った。

NASDAQのCEO Adena Friedman氏はジョージタウン大学で開催されたFinancial Markets Quality Conferenceで講演し、ICOを実施する側が投資家保護および情報開示の基準を欠いていると述べた。

ブロックチェーンを使ったトークンは、ICOを通して販売され、新しいネットワークの開発を開始するための資金となる。しかし、ICOは詐欺の流行を招くとの批判も受けており、世界中の規制当局から注意を引いている。

Friedman氏が、NasdaqはICOと距離を置くと述べたのはこのような理由からだ。

彼女は講演でに次のように述べている。

「私はICOは試験段階の概念だと考えます。ナスダックがそのような段階のものに関わることは通常ありません。」

ナスダックは2015年より、スタートアップのための新しい資本市場を創るためにブロックチェーンに取り組んみ、特許も多数申請していることが知られているが、ICOにはあまり前向きでないことがわかるコメントだ。

金融市場を取り締まる米国の機関、米国証券取引委員会(SEC)は、ICOに対して批判的な姿勢を取っており、彼女の発言はこれに続くものだ。

今月のはじめ、SECの議長を務めるJay Clayton氏は、議会の特別委員会で、ICOは「パンプ・アンド・ダンプの成熟分野」であり、ICOの根底にあるブロックチェーン技術の普及にマイナスの影響を与えかねないと語った。

彼は米国において詐欺事件を見つけ解決するSECの能力について「慎重ながらも、楽観視している」とも述べている。