日本時間11月9日午前2時ごろ、Segwit2Xを推進していた側からメールで突然ハードフォーク中止の旨が送られた。

11月16日頃にビットコインブロックチェーンのブロックサイズを2Xに(1MBから2MBへの倍増)するハードフォークが予定されていたのだが、「十分な合意が得られていない」ことを理由に、一旦この計画は停止すると告知されている。

Segwit2Xの背景とは?

ビットコインのキャパシティ改善について、ブロックのサイズを大きくするか、Segwit技術で解決するか、数年間にわたって議論と対立が続いていた。

行き詰った状況の中、5月にニューヨークでSegwitと2MBへのブロックサイズ引き上げの両方を実施しようという合意をビットコイン関連企業が発表、その後8月にはSegwitが先に無事アクティベートされた。

11月のハードフォークは、合意した通りに2MBへのブロックサイズ増加も行おうとするグループがいる一方で、そもそもNY合意にサインしていないビットコインの開発者たちが反対したり、合意を降りる企業が出始めており、どのような結果になるのかが注目されていた。

今回メーリングリストに送られた内容では「私達のゴールはビットコインのスムーズなアップグレードです。ブロックサイズを引き上げる必要性を強く感じてはいるものの、それよりも重要な事があります。それはコミュニティが一つにまとまっていることです。

残念ながら、今回きれいにブロックサイズを引き上げるための十分な同意が得られていないのは明らかです。このまま続けてしまうとコミュニティを分断しビットコイン成長の妨げになってしまう可能性があります。これはSegwit2Xの目指すものではありません。」と述べられている。

将来的に2Xハードフォークはあり得る

今回はブロックサイズ引き上げ「一旦停止」であり、将来的にブロックサイズ増加の可能性はある。

「ブロックチェーンでの手数料が上がれば、いずれはブロックチェーン自体のキャパシティ増加が必要であると明らかになると考えています。そうなればコミュニティが協力してブロックサイズ増加などの解決策をとれることを望んでいます。それまでは、ブロックサイズ2MB引き上げは一旦中止とします。」とメールの中で述べられている。

送信者はBitGoのCEOであるMike Belshe氏だが、内容は大手マイニング企業CEOのジハン・ウー氏、開発を行っていたJeff Garzik氏、シェイプシフトCEOのErik Voorhees氏などとの連盟となっている。

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